Tirol : Dolomiti 6日目
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7月21日(金)
朝から晴天となるが、午後から天気が崩れる予報が出ている。岩峰に囲まれた旧市街にも朝日が射し込んでくる。背後のPomagagnon(ポマガニオン山)2450mが朝日に輝いている。

3階の角部屋に宿泊(日の丸旗がある)

真鍮製のキーホルダーは骨董品
8:00 朝食後、このツアーのハイライトであるTre Cime di Lavaredo(トレ・チーメ・ディ・ラヴァレード)2320mに出発する。コルチナからは北東に25kmの距離にある。
9:00 途中立寄る予定だったLago di Misurina(ミズリーナ湖)を通過し、最初にトレ・チーメ・ディ・ラヴァレードまでやって来た。午後天気が悪くなる心配があるため、順番を入れ替える。眼下の谷間にミズリーナ湖が小さく見える。
9:05 展望の良い駐車場で専用車を下車する。快晴の天気が少しでも長く続くことを願ってトレッキングスタート地点に向かう。
Croda Rossa(クローダロッサ山)3146m 三つの岩峰を意味するトレ・チーメだが、ここからは一つの岩塊にしか見えない。
周囲に切り立つ山塊 Cristallo(クリスタッロ山)3221m ↑
深い谷間からロングトレイルの登山道が延びて来ているのが確認できる。
トレッキングを開始したRifugio Auronzo(アウロンソ小屋)が見える。 トレ・チーメの岩峰群を見上げながら反時計周り方向に歩く。こちら側からは様々に分離した山容をしてる。
    チャボギキョウ
岩峰の集合体の形が少しづつ区別がつくようになる。荒々しく隆起し崩壊した奇岩は見る方向からの変化が面白い。

ナルシスフロラ ハクサンイチゲ(白)
唯一ここで咲くエーデルワイス



ガレ場を好む高山植物の群生
10:00 ここまで平坦な整備された山道を歩き、Rifugio Lavaredo (ラヴァレード小屋)に到着し、小休憩をとる。イタリア人ガイド二人に添乗員が加わり記念写真を撮る。
10:15 小休憩後、岩がゴロゴロした山道に変わり緩やかな登り道となる。何かの動物の横顔に似た岩を発見する。
高度が上がるにつれてガレた山道になる。道端には高山植物が彩を添える。
アルメリア        イエロー ポピー  
トレッキングルートを振り返ると薄雲が次第に広がって来た。そろそろ天気の変わり目の気配を感じる。
10:35 トレ・チーメが線状に並ぶコースの中間地点に到着。ここからは今まで見えなかった背後の景観が見渡せる。

Tre Scarperi(トレ・スカルペリ山)3145m
背後から見たトレ・チーメは名の由来通り巨峰が三つ並んで見える。

     ブラキフィラ リンドウ
トレ・チーメを左に見ながら回り込み、ガイドを先頭に岩石がゴロゴロした道を歩く。
緩いアップダウンの荒涼とした道を行く。アルプスの三大名花の一つアルペンローゼはすでに咲き終わり、ピンクのミネズオウが盛りを迎えている。
12:00 持参したピクニックランチを食べて早目の出発をしたが、雲行きが次第に怪しくなる。近くの小屋に立ち寄るも早々に帰路を急ぐ。遠くから雷が鳴りだし、いきなり大粒の雨が降り出す。急いで雨具を着たが5分ほどで止んでしまった。
12:35 雨雲が去り天気が急速に回復し、所々晴れ間がのぞくようになる。
13:00 出発地点の駐車場に戻り、下山する。
13:30 帰路の途中にミズリーナ湖に立ち寄る。ドロミテの真珠に讃えられるように、山岳地帯にあるの小さな湖だ。一周30分ほどで歩けるように思えるが、遊歩道は意外にも奥深く、ピッチを上げ45分位を要してしまった。危うく集合時間に遅れるところであった。
15:20 コルチナ・ダンペッツォに戻る。夕食は旧市街にあるイタリアンレストランになっているが、時間までショッピングを楽しむ。ホテルに戻りくつろいでいると、突然霰が降り出す。山岳地帯特有の不安定な天気になった。

楽しみにしていたイタリアン料理は期待外れ。他の客には美味しそうな料理が出てくるのに残念だ。これなら自由食にしてほしかった。(料理の写真は割愛する)

ビールはミュンヘンのPaulaner(パウラーナー)
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