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10月4日第3日目はモントリオールの市内観光から始まる。
9:00ホテルを出発し、旧市街にあるノートルダム大聖堂に向かう。この日は朝から雨模様の天候となったが、明日からは回復の予報がでている。モントリオールはカナダ第二の都市で第一言語はフランス語になっている。北米のパリと言われているように芸術家を育成する街として様々な支援活動を行っている。夏はジャズフェスティバルや映画祭なども開催されている。今年は吉永小百合主演「ふしぎな岬の物語」がグランプリを受賞し、現地で大変な話題になっていた。また、世界的なエンターメント集団シルク・ドゥ・ソレイユの活動拠点としても有名である。 |
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ノートルダム大聖堂に面したアルム広場。 |
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大聖堂は特にブルーの色彩が美しく印象的だ。四方のステンドグラスにはモントリオールの宗教的歴史の場面が描写されている。 |
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カナダでは知らない人はいないフランス人探検家ジャック・カルティエの名に由来する広場。
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広場に隣接しているモントリオール市庁舎。
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市内観光の後は、140km離れている紅葉の名所ローレンシャン高原に向かう。途中メープルシロップ小屋に立ち寄り、ケッベク郷土料理を食べる。紅葉が最盛期を向かえた街道の山中に、ひっそりたたずむ古風な小屋はノスタルジックな世界を感じる。 |
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オーナーのカナダ人は在日経験があり、メープルシロップの造り方を片言の日本語で説明してくれる。メープルシロップが採取できる時期は春先の気温が氷点に戻るわずかの期間に限られている。その時一気に吸い上がる樹液をバケツで採取するそうだ。しかも数百品種ある楓の中で、メイプルシロップが取れるのは砂糖楓と呼ばれるている品種だけで、厳寒の環境で育った木でないと取れない。カナダでは国税(5%)に州税(州によって異なる)が加算されるが、メープルシロップは免税で購入することができる。国旗のデザインが楓ように、カナダの代名詞となったメイプルシロップは低カロリー高ミネラルな健康食品である。 |
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メープル小屋の周囲には開拓時代に使われていた荷車や道具などが、さりげなく展示されていて歴史の重みを感じることができる。 |
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非常に珍しいものを見つけた。まさかのメープルビール、たぶん他の国では思いもつかない代物だ。飲み口は意外とクリアーでほとんど甘味を感じない、スッキリした味わいであった。世界には変わったビールがあるものだと感心する。 |
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郷土料理の昼食が終わり、ローレンシャン高原に向かう。 |
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カナダ東部最大のスキー場があるリゾートタウン「モン・トランブラン」に到着。
残念ながら悪天候のため紅葉散策とはいかない。とりあえずゴンドラで山頂まで行くことになったが視界不良ため早々に引き返す。 |
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カナダの楓は種類が多く、紅葉の仕方も個性的で、いろいろな楽しみ方ができそうだ。ひときわ小雨に煙る紅葉も捨てたものではない。 |
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この町の名物はビーバーテールと呼ばれるお菓子。その店をのぞいてみたが、ボリュウム満点のアツアツが人気のようだ。

以上で観光を切り上げ、モントリオールに引き返す。
19:00ホテルに到着し、三連泊の最後の夕食はホテルで食べて1日が終わる。明日は大陸横断鉄道でナイアガラまで移動する。
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