Te Anau − Milford track
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クインズタウンからルートバーントラック入り口までは途中グレノーキ(Glenorchy)の町で休憩し車で2時間の道程です。ガイドはTanken Toursの北村さんです。
ルートバーントラックは全長32km山中2泊3日ですが、ここから一日トラックで往復します。Key Summitは反対側からの登山口になります。
ルートバーンの特徴はブナの原生林に密生している苔とシダの原生種が豊富なことです。学術的にもまだ解明されていないものが数多くあるそうです。
苔の中から南極ブナの子供が顔を出しています。
ルートバーン川に沿って万年雪を頂くサザンアルプスを眺めながら往復13kmの折り返し点ルートバーンフラット(Routeburn Flats)を目指します。
トレッキングの難敵は水です。一年を通して大量の雨が降る山々は鉄砲水となってルートを遮るそうです。隆起した岩山に苔が堆積した土壌は層が薄く、根と根が絡み合い支えあっているため、1本が倒れると連鎖的に崩れて森林なだれが発生します。
ファンテール(Fantail)が森林の中を飛び回っていました。森は野鳥の宝庫でベルバード(Bellbird)の美しい鳴き声が聞こえてきます。
ルートバーン川に架かるつり橋を渡り上流へ進みます。
ルートバーンの河川敷に出ました。自然水の川は飲料にすることができます。
歩き始めて2時間半でルートバーンフラットに到着です。山奥のエミリーピークはKey Summitから見えた山塊の裏側になります。
山小屋近くの川原で昼食をとり、ガイドの北村さんが自然水で紅茶を入れてくれました。小屋の管理人が現れて流木は1週間前に流れ着いたと説明してくれました。ニューランド人は親日です。
シダが密生するブナ林の中をトレッキング。シダはニューランド航空(若葉の成長を表す)やラグビーのオールブラックス(マオリが道しるべに使った)のシンボルマークになってます。シルバーファ−ン(Silver Fern)と呼ばれるシダの裏側は銀色で折りたたみ方で行き先を示すことができます。
トレッキングは水いらず、自然水が川の流れになってます。
グレノーキに戻る車窓からの風景です。後方にルートバーントラックの山塊を望む。
やっと撮影することができました。羊はとっても臆病で近づくとすぐに逃げてしまいます。
典型的なニュージーランドの光景です。真っ青な空にタスマン海からの湿った風が雲をつくります。

↑早朝低い雲が垂れ込めていたワカティプ湖(Lake Wakatipu)が晴れ渡り全景を見せてくれました。湖の奥地がグレノーキです。
←九十九折が続く峠のビューポイントです。自動車のCMで有名なWinding Roadを100km/hのスピードで走り抜けることができます。速度規制の緩いニュージーランドの醍醐味です。
夕方クインズタウンに戻ってきました。湖畔のモール街はオープンテラスのレストランやカフェが数多くショッピングも楽しむことができます。

シーフードレストランBritanniaは大航海時代の雰囲気が一杯です。特産のワインLake Hayesと地ビールで乾杯です。
ワカティプ湖の桟橋から見た夕暮れ。