Te Anau − Milford track
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クインズタウンの宿泊ホテルCopthorne Lakefront Resortに朝日が昇ってきました。マウントクック行きバスがホテル前から8:10AMに出ます。
バスの車窓から見たこの橋は世界で最初にバンジージャンプ大会が行われたところで有名です。橋の中央付近に飛び込み台が設置されてます。あのタイガーウッズもニュージーランドに来たとき真っ先に来て2度も飛び込んだそうです。ニュージーランドではバンジージャンプは科学的に計算された安全なスポーツとして親しまれています。(オークランド編でも紹介します)
最初の休憩はフルーツバスケットのモニュメントがあるクロムウェル(Cromwell)のフルーツショップです。この町ではキューイー以外のニュージーランドフルーツが全て栽培されているそうです。
次の休憩オマラマ(Omarama)町に着きました。このカフェには世界的に有名な羊の写真が貼られています。
その名はシュレック(SHREK)、ディズニー映画に出てくる人気キャラクターの名前が付けられました。写真は6年間一度も毛を刈られることなく荒野をさ迷い発見されたときのものです。今はすっかり毛を刈られ専用の小屋で大切に育てられているとか。人間の10倍(4000万匹)いるニュージーランド羊の中で一番英雄になった羊の話です。
マウントクック飛行場に到着しました。遊覧飛行する人はここで降りますが,、上空は気流の変化が激しく晴れる日が少ないので欠航する日が多いようです。この日はもちろん営業中。
クインズタウンとマウントクックの区間はGREAT SIGHTSバスが毎日運行してます。(飛行場内の駐車場にて)
AORAKI Mt.COOK国立公園にあるハーミテージホテル(The Hermitage)に12:30PM到着しました。ニュージーランドの最高峰マウントクック(標高3754m)をどの部屋からも一望することができます。

ハーミテージは1884年にもっとフッカー谷寄りに建てられましたが2度の大災害後、1958年現在の場所に移しホテル営業を開始してます。国立公園内は他の建造物を建てることを一切禁じてます。
チェックイン後、ケアポイント(Kea Point)までウォークしました。「ケア」はマウントクック全域で見られる高山オウムのことです、いたずら好きなので会ったら要注意です。

ハーミテージからは自然遊歩道が整備されているのでガイドなしでも往復2時間で歩けます。
コース終点の展望デッキからの眺めです。眼下に白く濁った氷河湖(Mueller Glacier Lake)と目前に迫ったサザンアルプスの全貌を見渡すことができます。
ハーミテージのテラスにエベレスト初登頂に成功したヒラリー卿(Sir Edmund Hillary)の像があります。ヒラリーの肖像は5ドル札にもなっている国家の英雄です。夜はホテルのプラネタリウムを鑑賞後、このテラスに手作りの天体望遠鏡が設置され土星やジュエリーボックス星団など実物の観測ができます。満天の空にはサザンクロスがきらめき、日本ではこの季節隠れてしまうオリオンを逆さまに見る本物の天体ショーです。
ホテルの庭先にパラダイスダックがやって来ました。この石がお気に入りのようで片足を上げてポーズしてくれました。
夕暮れに輝くマウントクックの雄姿です。
↑早朝モルゲンロートに染まるマウントクックを部屋のテラスから望む。
←分厚い雲を抱くサザンアルプスにも朝日が注ぐ。
フッカー谷(Hooker Valley)の半日トレッキングはフリンジがガイドです。フリンジはネパールのシェルパー族出身でエベレストに2度登頂してます。生前ヒラリーが推薦しニュージーランド国籍を取得してますが日本語も堪能です。昨年ヒラリーの誕生日にマウントクック登頂を目指しましたが悪天候のため山頂下に3日間ビバークし断念したことがニュージーランドのトップニュース(他のスタッフ談)になってます。マウントクックはエベレストより登頂が難しい山と言ってたのが印象的でした。
フッカー川に架かる最初のつり橋です。つり橋を渡ると氷河が運んだ岩が両岸に土手のようになっている道を歩きます。氷河がつくった道を歩けるのは世界中でここだけです。
フリンジが撮ってくれた1枚です。二人だけのガイドに特別のポイントを選んでくれました。
ニュージーランド固有種のサウスアイランドエーデルワイスです。
第2つり橋です。
第2つり橋を渡るとマウントクックの裾野から全貌が開けてきます。
↑サザンアルプスのセフトン(Mt.Sefton 3151m)に再び厚い雲がかかってきました。氷河が解け雪崩の音が轟いています。
←折り返しの非難小屋です。この小屋の中でフリンジが入れてくれた熱いコーヒーで昼食をとりました。晴天が続いた天気もそろそろ下り坂です。