安達太良山 1700m
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10月9日(月) 8:30
体育の日、久しぶりに天気が回復し、早朝の常磐道を走行して磐越道を経由し、郡山JCTから東北道に入る。二本松ICを出て、岳温泉からあだたら高原を目指す。スキー場のゴンドラ(あだたらエクスプレス)に乗り薬師岳展望台1355mへ。
ゴンドラから見た薬師岳山腹。針葉樹の中に少しづつ色づく紅葉を望む。
8:50 ゴンドラ山頂駅を出て登山道に入る。

乳首山の別名をもつ、緩やかな山容の安達太良山を望む。しばらくは、よく整備された木道を歩き、シャクナゲの群落の中を歩く。

9:20 県民の森分岐に出る。
9:40 安達太良山の東に広がる勢至平を一望する。紅葉の最盛期を迎えた山肌が鮮やかな赤色に染まる。
9:55 山頂直下のガレ場を登る。火山質の斜面だが斜度はさほどきつくない。
10:10 連休とあって順番待ち状態だが、クサリ場のある岩塊を登り切ると山頂に立つ。山頂は360度の展望が開ける。
山頂の人混みを避けるように下り、平たい場所に降り立つと、福島県の救難ヘリが飛んできた。登山者が足を痛めて救助を要請したようだ。
10:30 頂上から牛ノ背の稜線は風の通り道になっている。ウインドブレーカーを重ね着して進むと、風景が一変する。西の眼下に池の平の大爆裂火口が広がる。
10:35 くろがね小屋への下降口から山腹を巻きながら下山を開始する。

10:45 峰の辻まで下ると強風が収まり、早目の昼食をとる。
勢至平を一望する。どこを見ても紅葉真っ盛り。全山紅葉の絶景は見事の一言。

山道から見上げる鉄山の谷斜面も紅葉一色。夏からの天候不順続きでも、これだけの紅葉が見れるとは思いもよらなかった。
赤色、黄色、緑色のコントラストが美しいグラデーションを織りなす。日本の秋は世界のどこよりも美しいと思う。
ナナカマド ドウダンツツジ
11:30 くろがね小屋に到着。20年ほど前にファミリー登山した時よりも周囲に灌木が密生している。当時の記憶では岩石がゴロゴロした斜面だった。
くろがね小屋を過ぎると、ミネカエデの黄葉が中心となり、四方八方から登山道を包み込んでくる。
ここから先は林道が長々と続く。途中数箇所バイパスする小径があるが、長雨と登山者が削り取った山道は深くえぐられ、ぬかるみで足をとられやすい。急がば回れのバイパスに要注意。
12:30 長い林道を1時間ほど歩くと、あだたら渓谷自然遊歩道と分岐する。山道から外れて遊歩道を歩くことにする。
遊歩道は渓谷に沿って整備されている。一般の観光客もやってくるが、結構アップダウンが大きく足元に注意が必要だ。
せせらぎで癒される平滑の滝。
急階段もある遊歩道。渓谷美に気をとられていると危ない。

渓流に架かる橋を数回渡り返しながら下って行くと、最後に一番大きな魚止滝に出る。
13:00 遊歩道の最後は渓谷の斜面を登り返して、スキー場のゴンドラがある登山口に戻る。
駐車場で帰り支度を整え、往路をたどりながら帰途につく。安達太良山は高速道を使えば十分日帰り登山が楽しめる山だ。

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