金時山 1213m
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11月4日
静岡市に行く途中に寄り道し、東名御殿場ICを降りてから、国道138号乙女峠を経由して約10km、金時山を登る。

自宅を早朝4時に出発して、海老名SAで朝食を済ませ7時過ぎに、金時神社入口前にあるゴルフ練習場の登山者専用駐車場(有料500円)に着く。

7:45
登山支度を整えてから、駐車場脇の金時沢橋を渡り登山開始。
5分ほど歩けば金時神社の社殿がある。「足柄山の金太郎」こと坂田公時(金時)に名をちなみ、山中に数々の伝説が残る。
幼名「金太郎」は、怪力の持ち主でクマと相撲をとったと童謡にある。参道に奉納されたマサカリは、その由来によるもの。
8:10
参詣を済ませてから、社殿横の登山道に分け入る。
登山道に入り、間もなくして巨岩が現れる。マサカリで真っ二つに割られたような金時宿り石だ。ルートは左に巻いて進む。
8:20
樹林帯の山腹は緩やかな登山道が続き、次第に傾斜が増してくる。
道端には晩秋をむかえた草花が最後の彩を見せている。
8:40
金時山と明神ヶ岳の分岐に出る。ここからは、尾根道を辿りながら金時山頂を目指す。
8:50
展望が開け、金時山頂が見えてきた。箱根外輪山と山稜が連なり、金時山はその最高峰になっている。
8:55
急登になると山頂が近い。登山道の先に、少しづつ樹林の間から青空が見えてくる。
9:00
最後に急な木段を登り切ると山頂に立つ。コースタイム1時間20分を一気に登る。
山頂は南から西にかけて展望がよく、最初に視界に飛び込んでくるのは、西側に大きく裾野を広げた富士山だ。富士山の右奥裾野には南アルプスの北岳や甲斐駒ケ岳、鳳凰三山がわずかながら望むことができる。
南の方角に視界を移すと、富士山の左側に愛鷹山、更に左には駒ヶ岳の大きな山容が横たわり、仙石原と芦ノ湖を望むことができる。
金時娘の茶屋右に回り込み、北側斜面からは丹沢山系の山並みが見える。
展望がよくなるこの季節は、富士山の絶景を楽しむハイカーでにぎわっている。
9:50
山頂の展望を楽しんだ後は、往路を戻り下山を開始する。
10:10
稜線の途中から、矢倉沢峠に進路を変える。

↑金時山の山頂を振り返る。
←行く手前方には大涌谷の噴煙を望む。
10:30
登山道の両側は背丈の高いハコネダケがおおう。やがて明神ヶ岳の分岐になる矢倉沢峠のうぐいす茶屋(閉店してる)に着く。
明神ヶ岳の分岐を仙石原方面に向かって進路を変え、山腹の斜面を下る。
10:45
別荘地がある登山口に出る。ここからは舗装された車道を歩く。
10:50
やがて国道138号に出て、乙女峠方面に向かって登り道を行く。
11:00
出発点の金時神社前のゴルフ練習場に戻り、周回登山を終える。正面に見える金時山は3時間余りで歩ける低山登山だが、富士山の眺望がよいため、この季節は特に人気がある。

帰りは、来た道を乙女峠から御殿場ICまで戻り、東名に乗って静岡にむかう。

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