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10月14日(日)
早朝3時自宅を出発し、圏央道に入り関越道を走る。今回の山旅は久々の早朝ドライブとなった。赤城高原SAで朝食を済ませ塩沢石打ICを降りて、巻機山登山口を目指す。
7:10 巻機山登山口となる桜坂駐車場(有料500円)に到着する。 |
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駐車場から巻機山は見えない。晴れ間がのぞく山間に天狗岩と割引岳(1861m)山頂が見える。
《コースデータ》
コースタイム 6時間50分
コース距離 11km
累積標高差 1300m |
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7:35 登山口にあるコース案内板。割引沢コース(天狗尾根とヌクビ沢の2コース)は下山禁止で登りのみ可であるが危険個所が多く上級ルート。推奨ルートの井戸尾根コースを選択する。 |
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登山道に入ってすぐに分岐に出る。コースを左に分けて、右へ曲ると井戸尾根コースの登り口がある。 |
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7:50 ブナやミズナラが茂る山腹に取り付く。 |
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8:05 ダケカンバが美しい尾根道に出て一旦斜度が緩むが、すぐに勾配が増してくる。 |
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8:10 4合目を通過する。
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8:35 尾根道が東側に曲がり、木立の間から朝の日差しが射し込んでくる。 |
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8:38 視界が開け5合目に着く。米子沢を一望しながら休憩をとる。わずかに見える山頂は前巻機山(ニセ巻機山)。ここから奥深い巻機山を見ることはできない。 |
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8:55 5合目からはほぼ一定の傾斜の尾根を登る。ダケカンバの美しい樹林が続く山道は気分爽快だ。 |
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9:00 コースを振り返ると谷川岳方向の視界が開けるが、弱い冬型の気圧配置のせいで、山頂付近は雲がかかる。 |
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9:18 6合目展望台に着く。割引沢上流の天狗岩を正面に望む。今年は夏の猛暑と秋の台風の影響で木々が傷み、美しい紅葉の彩はあまり望めない。 |
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9:40 樹林がナナカマドなどの灌木に変わる。比較的ナナカマドは異常気象にも負けず、赤い実をつけてそれなりの紅葉が見られる。 |
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9:55 視界が大きく開け前巻機山の山体が迫ると、7合目に到着する。山道はゴロゴロした岩場が多くなる。休憩をとってこれからの急登に備える。 |
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石打方面は晴れ間が覗くが、雲が多い天気。 |
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谷川連峰を望む。谷川岳山頂は雲に隠れる。 |
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10:10 灌木地帯の急斜面を小さくジグザグを刻みながら登る。コース一番の急登が始まる。
↓イワカガミやゴゼンタチバナの葉も紅葉し、冬支度の様相が深まる。 |
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10:25 斜面の中腹から、紅葉で色づく7合目付近の尾根を見晴らす。 |
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灌木からササが生い茂る斜面へと変わり、豪雪地帯ならではの山肌になる。 |
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10:30 足場が不安定な岩礫の急斜面が、更にきつくなる。 |
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10:38 8合目を通過する。崩壊が進む岩礫地帯に設けられた木段を登る。 |
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10:53 急登が緩み視界が開けると、平たい巻機山の山体がやっと顔を出す。 |
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巻機山頂の稜線をたどると牛ヶ岳やその先にトトンボの頭が見渡せる。 |
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10:58 前巻機山1861m(ニセ巻機山の異名をもつ)の頂上に出る。ここが巻機山の9合目となる。 |
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前巻機山から避難小屋のある鞍部まで、いったん緩やかに下降する。 |
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11:20 目前となった巻機山へ、ササの斜面を登り返す。木道の登山路には池塘群が現れ、巻機山を映す。 |
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11:25 登山路を振り返ると、越えてきた前巻機山が見える。 |
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11:40 巻機山1967mの山頂に出る。登り始めて4時間の行程であった。 |
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巻機山の最高点は牛ヶ岳方向に更に10分ほど進んだ地点にある。高層湿原に敷かれた木道を歩く。 |
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11:50 丘のようなピークに石を積み上げたケルンがあり、ここが巻機山の最高地点となっている。 |
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巻機山の最高地点を折り返す。急峻な登り道が一転した平坦な湿原地帯の木道をたどる。 |
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稜線の前方に割引岳の山頂が見える。 |
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12:00 巻機山頂まで戻り、広場に設けられたベンチに座り昼食をとる。穏やかな天気に恵まれて、久々に山頂ランチタイムを過ごす。
12:35 下山開始。雲の切れ間から仙ノ倉山や平標山を望む。 |
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15:15 登山口に下山する。山頂からの所要時間は2時間40分であった。休憩時間を含めてコースタイム内で登山を無事終える。 |
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16:00 車で30分ほどで南魚沼市にある宿泊旅館に到着する。日本秘湯を守る会「大沢館」は上越国際スキー場に近く、秘湯としては交通の便が良い立地となっている。 |
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山の幸を活かした郷土料理の味わいを楽しむ。機を見て、宿の主人から銘酒八海山のふるまい酒があり、おおいに盛り上がる。米どころ新潟ならではの魅力が詰まった宿だ。温泉はアルカリ泉で肌つるつる、展望岩風呂と露天風呂があり、湯船からは巻機山を望むことができる。また、ひと風呂浴びた後、無料のアイスやところてん、薬草茶が用意されている。秘湯とは思えぬサービスも満点の宿だ。 |
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