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2月16日 ミルフォードサウンド
8:30 マイターピークロッジを専用バスで出発し、ミルフォードサウンドの観光船乗り場に向かう。クルージングを楽しんだ後は、ホーマートンネルを抜けてテアナウを経由しクイーンズタウンに戻り、さらにクイーンズタウンからアオラキ・マウントクックまでトータル555kmを約9時間で走り抜ける強行スケジュールになっている。
南島で世界自然遺産に登録されているテ・ワヒポウナム(マオリ語でヒスイの産地)南西ニュージーランドは、4つの国立公園を含む。ミルフォードサウンドのあるフィヨルドランド国立公園はその一つ、他にアオラキ・マントクック、ウエストランド、マウント・アスパイアリングの各国立公園があり、サザンアルプスの広大な一帯が登録されている。 |
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9:00 ミルフォードトラック完歩のご褒美に、朝一貸し切りクルーズに乗船する。他の観光客が乗ってこないので、混み合うことなく船内を自由気ままに過ごすことができる。 |
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出航して間もなく日本の豪華客船ASUKAⅡに出会う。後で調べたら5年ぶりに復活したオセアニアクルーズで1月28日横浜を出航し、2月16日フィヨルド通航になっていた。こんなタイミングで偶然行き会うとは驚きだ。 |
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9:30 1200m以上もの断崖絶壁が切り立つフィヨルドに接近。氷河の後退によって削り取られた岩山に、氷河の溶けた水や海水が流れ込んだ地形だが、ニュージーランドではサウンド(入り江)と名付けられている。海は淡水と海水の二層に別れ、水面から数メートル下までは山の養分が溜まり、光を透過しにくなっているため、水深10m下は深海性の生物が生息するという珍しい現象が見られる。
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9:40 外洋に出る。タスマン海だ、キャプテン・クックは近海を何度も通過したが、入り江になっていることに気づかず通り過ぎたという。クルージングはここからミルフォードサウンドに引き返す。 |
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10:00 夜行性のニュージーランド・オットセイが日向ぼっこしている岩礁の前を通る。
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10:10 スターリング滝146mに接近。貸し切りクルーズだからできる余裕の撮影、普段ならこの位置からだと、観光客が鈴なり状態になってしまう。
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10:40 クルージングの最後にボーエン滝160mを見て帰港する。年間降水量が6000mm以上あるというミルフォードサウンドの旅が終わり、港で待つミルフォードトラックの専用バスに乗車して、一路クイーンズタウンへ向かう。 |
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15:00 ホーマートンネルを抜けるまでは激しい雨に見舞われたが、その後天気は回復しテアナウで昼食をとる。昼食後クイーンズタウンへ向かう車窓から、ワカティプ湖が見えてきたらミルフォードトラックのツアー終着が近い。 |
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15:30 クイーンズタウン空港で一部の乗客が降り、次の市街バス亭で下車する。迎えに来たのはTanken Tours の北村さん(10年前のルートバーントラックガイド)だった。これからアオラキ・マウントクック国立公園までドライバーガイドとなる。 |
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16:50 最初の休憩地はフルーツバスケットのモニュメントがあるクロムウェルの町。季節の果物とアイスクリームを販売している。 |
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18:30 次の休憩はオマラマの町。前回と同じ店に行ったら懐かしいシュレックのポスターがまだ張られていた。いづれにしても荒野を走る車の休憩地はこの二つの町に限られているようだ。 |
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19:10 天気は下り坂とドライバーガイドが言う。前方のアオラキ・マウントクック方面は雲に覆われ荒れ模様。途中、ワナカ湖で写真撮影のため一時停車する。 |
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19:30 アオラキ・マウントクック国立公園に入り、サザンアルプスの山々が迫る。
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20:00 アオラキ・マウントクック国立公園内にある唯一のハミテージホテルにチェックイン。残念ながらアオラキ・マウントクックは雲に隠れ望めないが、7Fのプレミアムルームに宿泊できた。 |
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ハミテージホテルの一番の楽しみは、地元の豊富な食材を使った料理、他のホテルにはない料理がビュッフェスタイルで食べれること。お気に入りのムール貝とサーモンを集中的に堪能する。
2月17日 フッカーバレー トレッキング中止
朝から雷雨となりトレッキング中止が決まる。ひと先ずビジターセンターを見学してから、テポカ湖のマウントジョンをハイキングする。昼食後、クライストチャーチに向け出発。大地震の傷跡が残る市内を観光後、ホテルで一泊。
2月18日 帰国
ホテルを早朝4時に出発し、国内線でオークランドへ。着後、国際線に乗り換え帰国の途に。
16:45 成田着、10日間のトレッキングツアーを終える。
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