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11月5日天気快晴。紅葉の見ごろを迎えた奥多摩の御岳山(みたけさん)から連なる大岳山(おおだけさん)に日帰り登山に出掛けた。
早朝4:20に自宅を出発し、常盤道から外環を抜けて関越道に入る。鶴ケ崎JCTから圏央道に折れ、青梅ICを降りる。途中、狭山PAで持参した朝食を済ませておく。青梅ICからは青梅街道を約19km走り、御岳山滝本駅に7:00前に到着する。駅前にある有料駐車場は7:10から営業を開始する。7:30始発の御岳登山鉄道に乗ると御岳山駅まで約6分で到着する。 |
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最高勾配25度の急斜面を登り、中間点で下り電車とすれ違う。高尾山に似た雰囲気がする登山鉄道だが、急勾配では高尾山の方が増さっている。 |
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7:40 御岳山駅の展望台(御岳平)からの眺め |
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7:42 登山開始。駅舎の横から延びる参道を歩き出して間もなく山腹に集落する宿坊が見えてくる。 |
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7:52 信仰を集める御岳山には多くの宿坊が参道沿いに軒を連ねている。 |
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早朝のため一般の観光客の姿はなく、宿坊の界隈を抜けながら徐々に勾配を増して行く。 |
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8:00 御岳山頂上(929m)の武蔵御嶽神社に参拝してから登山道へと進む。 |
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8:20 途中、寄り道して長尾平(なごうだいら)の展望台に立ち寄る。突き出した山容の奥ノ院と大岳山の山頂部が望めるビューポイントになっている。 |
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ヒマラヤの8000m峰を次々と踏破し、雪崩で亡くなった長谷川恒男さんの記念碑がある。毎年この地でハセツネCUPの山岳耐久レースが行われていることを記念して創建されたと記されている。 |
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8:30 ロックガーデンへの分岐に出る。不注意にもコースを間違えロックガーデンへの脇道に足を踏み入れてしまった。気づくのが遅れ、このままロックガーデンを経由して大岳山に向かうことになった。時間に余裕があるのでロスタイムの心配はない。 |
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8:46 巻道を下りながら天狗岩に着いた。反対側から見上げると天狗の鼻が天に突き出たような岩峰が見える。 |
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天狗岩から先は渓流沿いに山道が続き、景色の様相が一変する。幾度と渡る沢は自然石の踏み石が整備されている。 |
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8:55 高岩山への分岐に出るが、このままロックガーデンに向かって進む。 |
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9:00 ロックガーデン(岩石園)に到着。休憩所とWCが整備されているので小休憩を取る。回り道をしたが足を踏み入れる人もなく、案外に正解だったと思う。奥多摩の自然に触れることができる絶好のルートだった。 |
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9:14 切り立った両岸に露岩が迫り、綾広の滝に出た。ここから滝を回り込むように急登し、滝の上流地点に出る。 |
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9:20 御嶽神社からの予定したルートと合流し、大岳山山頂を目指す。ここから山頂までは2.2kmの標示になっている。 |
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9:32 山腹を大きくジグザグに刻んで登る。 |
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対面する山稜に奥ノ院の頂上が見えてきた。 |
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9:40 芥場峠にたどり着く。ここからコースを右に折れて尾根道へと進む。 |
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9:45 鍋割山分岐を道なりに進路をとる。右に折れると下山時に向かう鍋割山方面になる。 |
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しばらくブナやカエデが紅葉した尾根道を行く。このあたりの紅葉が見ごろとなり、気分は爽快だ。 |
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10:10 次第に勾配が増し露岩が目立つ山腹に変わる。谷斜面は切れ落ち足場の悪い鎖場が続く。 |
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10:16 大岳山荘に着く。北側の杉林の中に大岳神社の社殿がある。 |
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10:32 大岳神社から急坂をひと登りすると視界が開け山頂(1266m)に立つ。 |
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三頭山、御前山とともに奥多摩三山に数えられるピーク。がっしりとした肩から山頂部を突き出した山容は奥多摩のランドマーク的な存在感がある。
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南側の展望は富士山をはじめ丹沢や大菩薩の山々を見晴らせる。 |
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10:50 山頂で展望を楽しんだ後、折り返して下山を開始する。 |
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11:05 切れ落ちた谷川斜面に注意してハシゴ場を通過する。 |
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11:20 岩場をクリアし尾根伝いの山道に入る。ブナやカエデの紅葉を楽しみながら鍋割山の登山ルートへと進む。 |
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11:42 鍋割山分岐。鍋割山まで緩やかな山稜を登り返し、山頂を直角に折れて鞍部を急降下する。鞍部からはヤセ尾根を急登し奥ノ院の頂上に出る。
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12:00 奥ノ院山頂に立つ。背後に登頂を終えた大岳山の全貌が初めて姿を現す。
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山頂の祠の前で昼食後、急斜面を少し下ったところに奥ノ院の社があった。 |
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下山は落ち葉の積もった急斜面、足元を滑らせないように慎重に下る。 |
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13:03 天狗ノ腰掛杉に出た。高さ60mを誇る杉の大木で、幹の途中から伸びた枝が直角に立ち上がり、天狗が腰かけて人々を見下ろしていると言われている。
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13:16 武蔵御嶽神社の周囲に点在する宿坊街に神代ケヤキと呼ばれる巨木がある。往路では気が付かなかったが樹齢1000年を超えて、国の天然記念物に指定されている。
13:30 御岳山駅から登山鉄道で下山する。
往復ケーブルカーを利用する周回コースは、都心からも四季を通じて手軽に登山を楽しめる利点がある。また、江戸時代から続く御岳詣の歴史と奥深い自然に触れるのも魅力の一つであろう。 |
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