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4月26日 今年はすでに3回の筑波山登山で基礎体力づくりを行い、本格登山の準備を進めてきた。シーズン最初は残雪を避け、低山ではあるがロングコースの南高尾山稜をラウンドする。
《コースデータ》
コースタイム 5時間55分
コース距離 15.3km
累積標高差 1103m
自宅を早朝3:00前に出発し、常磐道から外環を通り、関越道に入る。鶴ヶ島JCTから圏央道を走り、八王子JCTを直進して高尾ICを降りる。5:00過ぎに高尾山口駅前の駐車場(1日1000円)に到着。平日早朝とあって先着の車は数台しかない。支度を整え、5:30登山開始。京王線高尾山口駅前を歩くが、始発電車を待つ人もなく閑散としている。 |
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5:40 ケーブカー山麓駅の清滝から、駅舎左手の稲取山コースへ進む。高尾山頂までは1時間30分の尾根筋のコースになっている。 |
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最初の急階段を登り切ったところに、旭稲荷の社がある。稲取山の名に由来しているかはわからない。 |
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6:00 比較的幅の広い緩やかな尾根道にでる。行き交う登山者もなく、朝の静かな山林の空気は格別に新鮮だ。 |
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6:14 稲荷山(381m)の展望台に到着する。 |
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遥か遠方に、新宿副都心が見える。 |
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足元山腹は高尾山ICのトンネル出口。 |
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山頂まで続く尾根道を、野鳥のさえずりを聞きながら、軽快に歩く。 |
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6:40 ツクバネウツギが咲く尾根道を更に登ると、やがて高尾山頂の標識が現れる。ここまで稲取山コース3.1kmの内2.5kmまで登ってきた。
ヤマガラ
シャガ |
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7:00 最後は急階段を登りつめ、展望が開けると高尾山頂にたどり着く。 |
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快晴の山頂は、まったく人気がない。それもそのはずケーブルカーはまだ運転を開始していない。 |
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山頂で小休憩をとり、高尾山をめぐる周回コースへ進む。 |
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最初に目指すは大垂水峠。一丁平の手前で小仏・城山方面と分岐する。脇道がいくつかあるが左の山腹を巻く道を選択する。 |
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7:38 大垂水峠への分岐に出る。ここから高尾山の南山稜を巻きながら進む。 |
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8:00 しばらく進むと林道に出るが、直進して登山道を行く。やがて、先ほどの林道と合流する。案内板で現在位置を確認する。今歩いている道は「学習の歩道」と呼ばれている。ここから先は再度、林道と別れ登山道を下る。 |
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8:12 国道20に架かる歩道橋。ここが大垂水峠となっている。周りには人家もなく、トレッキング専用に架けられた立派な橋だ。
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歩道橋を渡ったら、大洞山に向かって登り返す。ここから大洞山、中沢山、榎窪山、草戸山と次々にピークを越えながら南稜を周回する。

高尾山から梅の木平までは関東ふれあいの道(総長16.2km)のコース標識があり、この辺りが中間点のようだ。関東ふれあいの道は筑波山の登山道にもあるので、親しみがある。
イカリソウ |
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8:40 大洞山(536m)の山頂に着いた。小休憩後、先に進む。ここからの山道は、中沢峠、西山峠、三沢峠、草戸峠とアップダウンを繰り返す。 |
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9:16 中沢峠を過ぎ中沢山まで来た。ここから三沢峠方面を目指して進む。途中で分岐して下山する梅の木平方面には向かわない。更に足を延ばし、出発点の高尾登山口まで歩く。 |
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9:28 津久井湖展望ポイントに着いた。 |
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ここからは山稜の道を巻きながら進む。
ホタルカズラ |
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9:48 西山峠に到着。
ヤマブキ |
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ヤマツツジ
ジュウニヒトエ |
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山稜は野鳥がさえずり、芽生えた草木と開花した花々、自然とのふれあいが豊かな季節を迎えている。 |
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10:13 三沢峠に到着。梅の木平(関東ふれあいの道)と城山湖方面の分岐となっている。城山湖方面(1.5km)に進む。 |
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10:19 三沢峠から登り返すと、ほどなく榎窪山(420m)に立つ。
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山稜の樹間から周回してきた高尾山頂が見えてくる。 |
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10:24 ふれあい休憩所から城山湖を望む。 |
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10:40 草戸山364m(松見平)に到着。ここで用意してきた昼食をとり、下山準備に入る。 |
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草戸山の展望台から新宿方面が遠望できる。一日中快晴が続き、クリアーな視界に恵まれた。 |
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11:30 分岐の進路を草戸峠方向にとる。ここからコースタイムでは1時間15分で下山し、出発点に戻ることができる。 |
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11:45 草戸峠に到着。分岐を四辻方向に進む。 |
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新緑の林の中を、いくつもの起伏を繰り返しながら尾根道を下る。 |
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この辺りは木漏れ日の中で、ヤマツツジと新緑のコントラストが美しい。トレッキング最後の登りを、一歩一歩踏みしめながらゴールを目指す。 |
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12:24 四辻の鞍部にでた。ここから左に折れ高尾山口駅まで下る。
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12:30 まもなく新しい住宅地のある細い脇道に出て、国道20の交差点に着いた。
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信号機の歩道を渡れば高尾山口駅前に出る。出発から6時間50分の周回トレッキングが終了する。高尾山は首都圏の大都市に接しながら、懐の深い自然を育み、四季を通じて歩けることが、大きな魅力である。 |
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