蓼科・霧ヶ峰
2008年6月上旬、白樺湖に一泊し本格シーズン到来を前に足慣らしに蓼科山と霧ヶ峰をトレッキングしてきました。2峰とも日本百名山でありながらアプローチまでのアクセスが便利です。
蓼科山の登山口は7合目にあり、登山口の駐車場までマイカーで行くことができる。
 標高:2530m
 コースタイム:3時間10分
 コース距離:5km
 累積標高差:642m
登り始めてから一時間ほどで将軍平の鞍部に着くが、蓼科山荘を通り過ぎて一気に山頂を目指す。ここからは雪渓が残る急斜面に取り付く。
頂上近くになると岩がゴロゴロとした急勾配が続き、足元には蓼科山荘と前掛山を見ることがる。
後方の視界が開け、傾斜がゆるむといよいよ山頂は真近になる。
登り出してから1時間40分で山頂小屋に到着。頂上の北端にある蓼科山頂ヒュッテで最初の休憩をとる。
八ヶ岳連峰の北にそびえる蓼科山の頂上は360°の大パノラマが開ける。眼下には白樺湖を望み、はるか霧ヶ峰の山々が連なっている。
蓼科山は溶岩が幾重にもせり上がってできた円錐形の整った山容を見せているが、頂上は岩だらけの大平面が広がっていてどこが頂上か分からない。麓から見ると行くとでは大違いの驚きだ。
山頂直下の北斜面はこの時期でも雪渓が残こる。思わず記念の一枚を収める。背後の縞枯山は北八ヶ岳特有の山肌を見せている。
登山口のすぐ近くにある蓼科御泉水自然園に立ち寄る。広大な敷地には沢山の高山植物が自生している。1周40分の遊歩道がよく整備されていて、のんびりと自然に親しむことができる。後方に先ほど登頂した蓼科山が見える。
蓼科御泉水自然園の遊歩道は自然の音色が聴こえてくる。
翌日は霧ヶ峰の車山や蝶々深山などの峰々とその一帯に広がる高原をトレッキングします。
 標高:1925m
 コースタイム:4時間
 コース距離:11km
 累積標高差:492m
車山山頂の気象観測レーダー前にて。
ここまで車山肩の駐車場から45分の近さ、多分日本百名山の中で一番早く山頂に立つことができる山。


↑レンゲツツジはまだつぼみ
←高山の草木もやっと彩が鮮やかになる
八島湿原は高山植物の宝庫。
湿原を周回するコースは木道が整備されている。ビーナスラインの八島高原駐車場に隣接しているのでシーズンは観光客が多いところなのに、この季節はまだまばら。
湿原を周回しながらトレイルしてきた蝶々深山(左)と車山(中央)を望む。

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