草紅葉 尾瀬沼を行く


9月28日(月)
尾瀬桧枝岐温泉に前泊し、尾瀬沼探勝に出かける。新型コロナ禍で山小屋の休業が多いなか、日帰り可能な山歩きを楽しむ。宿泊は前回も泊まった「かぎや旅館」にする。レトロな木造建築と古代檜風呂がお気に入りだ。料理にはイワナ酒を予約しておいた。今年は夏の猛暑と秋の天候不順で例年になくキノコの出が悪いそうだ。この時期、桧枝岐では毎年「山人(やもーど)まつり」が開催されている。宿泊と外湯、土産品購入などでスタンプを3つ集めると2000円のクーポン券と交換でき、宿代として使える。GOTOキャンペンと併用するとかなりのお得感がある。
9月29日(火)
宿で朝食後、頼んでおいた昼食の弁当を受け取り、御池登山口の駐車場までマイカーで行く。

8:20 シャトルバス(電気自動車)に乗り換え沼山峠に到着する。峠の山の家は感染対策で営業休止中だがトイレは使用できる。
8:30 沼山峠を出発。20分ほど登れば下りの登山道になる。
9:10 尾瀬の植生を守るゲートを通り、木道が続く大江湿原に入る。
9:20 木道の行方に尾瀬沼が見える。右手には燧ヶ岳2356mのゴツゴツした山容が姿を現す。
9:40 長蔵小屋に到着。新型コロナ禍でも尾瀬沼ビジターセンターは営業をしてる。小休憩したら、南岸コースをたどり尾瀬沼を周回する。
10:00 三平下で三平峠方面と分けて、南岸コースを沼尻へと踏み込む。
10:30 富士見峠への分岐。富士見峠へは倒木が多く、迷いやすいため踏み込まない方がよさそうだ。南岸コースはメインルートでないせいか、道幅が狭く、崩壊してう回路ができているところもある。また、湿気の多い木道は滑りやすいので、ステップを小幅にして慎重に進む。
11:00 小沼湿原を過ぎて、沼尻の分岐に到着する。小休憩後、尾瀬ヶ原方面と分けて北岸コースをたどる。
11:40 オンダシ沢の湿原から南岸を望む。木道の幅が広く、乾燥しているので歩きやすい。北岸コースは尾瀬沼探勝のメインルートになっている。
12:00 浅湖(あざみ)湿原の分岐。左折すると燧ヶ岳登山の長英新道となるが、直進して大江湿原を目指す。
12:10 大江湿原の分岐に出て、尾瀬沼を2時間30分で周回した。ここから左折して沼山峠方面に進み、木道脇にある休憩所で昼食をとる。
クサモミジと木々の紅葉が深まる尾瀬沼を後に沼山峠を越える。

赤い実をつけたゴゼンタチバナ 白い実をつけたシラタマノキ
13:30 沼山峠山の駅に戻る。しばらく待って御池行きのシャトルバスに乗り込み、探勝を終える。
16:00 宿泊は約90㎞先の芦ノ牧温泉「仙峡閣」にとった。桧枝岐から国道352→401→289→118を経由し、南会津の山中を走り抜け到着する。景勝地の絶壁に建つ、自家源泉の秘境温泉宿で旅の疲れを癒す。
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