奥日光 シロヤシオ群生地を行く
5月25日(土)
梅雨入りが迫る中、シロヤシオを観るラストチャンスと思い立ち、早朝5時に自宅を出発して、奥日光竜頭の滝駐車場に向かう。8時前に到着したが既に駐車場は満車のため、離れの大駐車場を利用する。
8時10分
駐車場を出発して、歩いて5分ほどの竜頭の滝茶屋に立寄る。滝の周囲ではトウゴクミツバツツジの最盛期が既に過ぎているようだ。
竜頭の滝に沿って遊歩道を登り、滝上の橋に出る。ここからは中禅寺湖に注ぐ荒々しい滝の流れを観ることができる。
8時30分
橋を渡ってすぐ右手に高山への登山道入口がある。
戦場ヶ原のシカ侵入防止対策で、広域に渡り金網が張り巡らされている。ゲートの一方向通行扉を押してトレッキングを開始する。念のためクマ鈴を装着しておく。
山裾にコバイケソウ(開花前)が群生する新緑の林の中に分け入る。
コースは次第に尾根道となり、緩やかな登りが続く。視界が少しづつ開け日光白根山の頂が見えてきた。
尾根を境にコースの左手に中禅寺湖の湖面が見えてくる。右手には戦場ヶ原が見える。
シャクナゲの見頃はピークを過ぎているようだが、この時期はシロヤシオやトウゴクミツバツツジの開花も同時に観ることができる。
コースの案内表示も整備されていて、現在位置とコースタイムが確認できる。
高山まで残り400mだが、ここから山頂までは勾配がきつくなる。
目指したシロヤシオを見つけたが、この辺りでは疎らに咲いている。
高度を増すごとに視界が開け、中禅寺湖や戦場ヶ原の全貌が見渡せるようになる。足元に目を落とせば可憐なスミレが咲いている。
9:40 高山山頂に着く。周囲の斜面はシロヤシオの群生地になっているが、今年は花付が良くない。昨年満開の反動か、猛暑の影響だろう、花芽が極めて少なかったようだ。
10:00 山頂で休憩後、中禅寺湖畔に向かって下山を開始する。下山は岩だらけの急斜面になっているので滑落に注意する。
急斜面に群生するシロヤシオも開花したのはわずかに限られる。残念、楽しみは来年に持ち越しだ。
シロヤシオとトウゴクミツバツツジの赤白コラボ咲きを見つけたが、どこかさみしい。
山頂下の急斜面を抜け鞍部にでると、小田代ヶ原との分岐に出る。左に折れて中禅寺湖方面に下山する。
新緑のブナやミズナラの小径をたどり中禅寺湖畔にでる。
11:00 熊窪の分岐を右に進むと千手ヶ浜、左に折れて菖蒲ヶ浜方面に向かう。
湖畔を周回するルートはヤマツツジが満開の時期を迎えている。
赤岩の展望台から中禅寺湖を望む。今年は冬の積雪が少なく渇水状態になっているが、ここでの景観では湖面の水位低は感じられない。
12:10 出発地点の竜頭の滝駐車場に戻り、周回トレッキングを終える。期待したシロヤシオは残念な結果であったが、次回の楽しみにとっておこう。
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