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10月27日(火)
紅葉の見頃を迎えた中禅寺湖畔をトレッキングする。菖蒲ヶ浜から千手ヶ浜を目指すが、コースが通行止め(たぶん廃道)になっていた。キャンプ場の管理人らしき人に確認すると、竜頭の滝第二駐車場から新たなルートができていることを知る。
8:30 竜頭の滝第二駐車場に車を止め、トレッキングを開始する。中禅寺湖の最奥地「千手ヶ浜」まで3.8kmのコースになっている。 |
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左手に中禅寺湖を望む急斜面をトラバースしながら紅葉のルートを進む。穏やかな晴天の中を、森林の空気いっぱい吸い込みながら、落ち葉の道に踏み入れる。 |
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足元の斜面は切れ落ち、中禅寺湖の青々した湖面を覗く。コースはよく整備されているので滑落の心配はまずないが、随所に注意を促す表示板がある。 |
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8:45 木立の間から中禅寺湖の展望が開ける。風がなく穏やかな湖面に、周囲の山々が鏡のように映し出される。 |
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すれ違う人もなく、山一面が鮮やかな赤や黄色に彩られている。遅れていた紅葉の見頃がやっと最盛期を迎えた。 |
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8:55 赤岩の難所にさしかかる。湖面から切り立つ岩峰に付けられたルートを慎重に越える。 |
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9:00 赤岩を越えると開けた岸辺に出る。白砂が美しい湾曲した砂浜で朝食をとる。
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突き出た半島の先端が赤岩↑ |
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9:30 朝食後、早々に出発する。ここから先のコースは比較的平坦な道が続く。 |
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9:45 対岸の先端に千手ヶ浜が見えてくる。千手ヶ浜までは戦場ヶ原から小田代ヶ原を経由し、シャトルバスが運行されているが、この景色はトレッキングしないと見ることはできない。 |
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9:55 千手ヶ浜まで残り0.8km地点(熊窪)で高山峠を越えるコース分岐に出る。進路はそのまま直進して千手ヶ浜を目指す。 |
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10:10 千手ヶ浜に到着する。正面に百名山「男体山2486m」を望む。 |
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遊覧船乗場の乗船券売場は閉まっている。たぶん夏のキャンプシーズンだけの営業と思われる。 |
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近くにあるシャトルバス乗場まで行き、トイレに立ち寄る。コース上、小田代ヶ原まではトイレがない。
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10:30 西ノ湖を目指し出発する。ここから西ノ湖までの道のりは2.7kmとなっている。自然林の遊歩道を落ち葉を踏み締めながら進む。
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保護されている自然林はミズナラや希少個体となったハルニレが群生している。またドロノキや、ヤチダモが混在している。 |
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11:00 柳沢川に架かる吊橋を渡る。 |
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11:10 西ノ湖に到着。かつては中禅寺湖の一部であったが、柳沢川から流れ込む堆積物で埋められ、切り離された遺留湖だそうだ。 |
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11:20 西ノ湖から吊橋まで引き返し、ルートを小田代ヶ原方面にとる。この辺りは落葉したカラマツの原生林になっている。
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11:35 外山沢川の橋を渡ると、シャトルバスの車道(日光市道で一般車は通行止め)に出る。 |
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11:40 車道に沿ってしばらく歩くと、小田代ヶ原方面の山道に分け入る。ここから先は弓張峠越えの片斜面が3kmほど続く。落ち葉でルートを見失いやすく、獣道のようなところもある。 |
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行き交う人もなく、クマと遭遇しないよう周囲の状況に目配りしながら慎重に進む。 |
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12:30 長いトラバースが終わると、小田代ヶ原に抜ける平坦な道に変わり、やっと緊張感から解放される。 |
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12:40 再びシャトルバスの車道に出る。車道を横切り、脇道がある斜面を登り切ったところが弓張峠。 |
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12:50 思いの外、難コースに苦戦し小田代ヶ原に出た。ここで遅めの昼食にする。湿原は冷気が溜まり、体温が奪われないように一枚着込む。 |
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昼食後、小田代ヶ原を抜けてカラマツ林とクマザサの道を歩き、しゃくなげ橋に出る。
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しゃくなげ橋に竜頭の滝まで700mの案内板があり、最後を締めくくる。 |
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14:10 総工程距離は約15kmのトレッキングを終える。晴天に恵まれ、中禅寺湖の紅葉は見事の一言に尽きる。いつか機会があれば、中禅寺湖一周(20km以上ありそう)のトレッキングにも挑戦したいと思う。 |
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