Dolomiti SuperSki Day5: AltaBadia
2月13日(木)
トファーナの美しいモルゲンロートで一日が始まる。クローダ・ダ・ラゴの岩峰も朝日に輝いている。今日の予定はファルツァレーゴ峠まで昨日と同じルートをたどり、ラガツォイからアルタバディア(ALTABADIA)のスキーエリアを滑走する。

8:30 昨日より30分時間を遅らせ専用車でホテルを出発する。背後のポマガニオンにはまだ朝日が射してこない。
30分ほどでファルツァレーゴ峠のロープウェイ乗り場に着く。
ロープウェイに乗って一気にラガツォイ(LAGAZUOI)2752mまで上がる。山小屋の展望台はコルチナエリアの山群を眺望する最高のビュースポットになっている。

↑MARMOLADA 3342m      ↑PORTA VESCOVO 2478m
GRUPPO SELLA 3151m↑
↑ANTELAO 3263m     
PELMO 3168m↑ 
       ↑CIVETTA 3220m
↑SORAPIS 3205m     ↑CINQUE TORR I2225m
↑TOFANA 3244m スキーガイドのピエロと一緒にパチリ!
ラガツォイから標高差1000mの滑走を開始する。最高のコンディションに恵まれ、豪快なロング滑降と山岳景観を楽しむことにする。滑り出しはセラ山塊を望み、やがて溪谷の中へと滑り込む。
溪谷の途中で、スコトーニ小屋(RIF.SCOTONI)1985mで小休憩する。二頭のアルパカが飼育されているが、写真撮影は近づきすぎると、思わぬものが飛んでくるので要注意だ。
岩清水が氷瀑した溪谷の硬い急斜面を慎重に滑り降りる。真下から氷瀑した壁をアイスクライミングするクライマーの挑戦を仰ぎ見る。
さらに滑り込んで、斜度が緩むとカパンナ・アルピナ小屋(RIF.CAPANNA ALPINA)1726mを通過する。屋根の上にいる犬は、GREATER SWISS MOUNTAIN DOGというアルプスの牧畜犬だった。
小屋を過ぎて間もなく平地に出ると、待っているのはHORSE LIFT(馬ソリで引くリフト)だ。二頭立てで引くソリに結ばれたロープにしがみつく。ここだけはスキーパスが使えず3€を支払う。昨日見た馬車がここで活躍しているのだ。
HORSE LIFTが終わり、アルメンタローラ(ARMENTAROLA)1615mのJバーリフト乗り場に到着する。
Jバーリフトを降りてからトラバースして下ったところにあるロープウェイでピッツ・ソレガ(PIZ SOREGA)2003mまで上がると、緩やかな斜面が広がるアルタバディア(ALTA BADIA)のスキーエリアに出る。

展望の良いスキーエリアの真向いに、昨日1周したセラ山塊を眺望する。セラロンダのスタート地点となったコルバラは山塊右端の岩峰下谷間に位置する。
セラ山塊の右側の溪谷を挟んだ別の山塊に、ひと際大きく突き出て見える岩峰がサッソンガー(SASSONGHER)2665mで、このエリアを象徴する岩峰になっている。
ピッツ・ソレガを滑り降りて、スキーエリア最高地点に向かうリフトに乗り、ビオク(BIOCH)2079mに到着する。
今日のスタート地点のラガツォイも見渡せる絶景ポイントに、ランチの地中海料理山小屋(RIF.BIOCH)がある。
セラ山塊を眺望できる山小屋前のテラスには特設ベンチが並ぶ。
本格的なワインバーもあるが、まずはイタリア地ビールで乾杯!!

ミシュランシェフ監修の料理も注文する。値段は割高だが豪華な演出で出される。味は文句なし超美味い。
前菜(Antipasto) ムール貝のスパゲッティ
スペアリブステーキ ほうれん草のニョッキ
ランチの後、レストランがある山小屋前は脱ぎっぱなしのスキーが並ぶ。少し薄雲が広がってきたが大きな天気の崩れはなさそう。
一度、ビオクを下り降りてから再びラ・ブランシア(LA BRANCIA)2044mまでリフトで上がる。ここから緩やかな台地を巻くように滑走する。
ピッツ・ライラ(PIZ LAILA)2077mのロープウェイ駅に到着する。ワールドカップが開催されることで有名なエリアで、特徴的なモニュメントが置かれている。。
案内に従ってブラックコースのグラン・リサ(GRAN RISA)に挑戦する。本物のワールドカップコースのスタートラインに立って秒読みを待つ。ピー、ピー、ピーの合図でゲートが開き滑走を開始する。ワールドカップに出場したリアルな雰囲気を体験する。
グラン・リサの急斜面を滑りきると、ラビラ(LAVILLA)1433mのゴールに到着する。待機してくれていた専用車に乗ってコルチナに帰る。
ホテルで注文したお気に入りの地元赤ワイン。ホテルではボトルキープしてくれるので、思いっきりボトルで注文できるし、市中で買う値段とあまり変わらないのがうれしい。
ディナーではメインディシュとスープなどがその日の朝食時に選ぶことができる。この日は日本では食べたことがない、ウサギ肉のステーキを注文した。チキンのような柔らかい肉質と味がする。

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