 |
5月14日東京メトロ銀座線三越前駅で下車し、B6出口より徒歩約2分のところにある滝の広場に9:50集合する。
昨年計画するも台風で中止となり、今年に持ち越して神田川と日本橋川のクルーズに参加した。一部隅田川を経由する循環コースだが、普段見ることのない河川からの光景は、いつもと違う新鮮な発見に満ちていた。
10:00 滝の広場にある、日本橋船着場のゲートから運河船に乗って出航する。所要時間は約100分の船旅だが、屋根がないので雨天時は中止になることがある。レインコート必携とあるが、今日の天気では心配無用だ。
|

日本橋を跨ぐ首都高速道
日本の五街道の起点を全く無視した
設計だ。時代の変化が景観を台無し
にしている。 |
今日のコース設定は潮流の関係で最初に日本橋川を上流に進み、神田川の分流地点を目指す。次に神田川を下って隅田川に出る。さらに隅田川を下りながら、日本橋川の河口を遡り、再び日本橋に戻る一周コースとなった。

スタートの日本橋川の上には首都高速道が伸びている。先の東京オリンピック時に整備された高架道は、用地確保がいらない究極の策として日本橋川の上に造られた。橋の欄干に設置された麒麟像は、果たしてここから羽ばたけるであろうか?東野圭吾原作推理小説「麒麟の翼」はこの像を示す。

石橋の黒墨は関東大震災で焼け焦げた跡らしい。 |
 |
10:02 西河岸橋
橋桁の石積み方法に様々な様式があると、ガイドの説明だったが何積みだったか忘れた。 |
 |
10:04 一石橋 |
 |
10:05 常盤橋と日本銀行 |
 |
10:06 史跡 常盤橋の解体修理が始まる
東京の川に架かる最古の橋。東日本大震災後、損傷が激しく通行止めになっていた。 |
 |
10:07 新常盤橋
自称考古学者の案内人が熱弁を振るう。 |
 |
10:08 JR外濠橋
国鉄の紋章が唯一残る橋に注目が集まる。上の陸橋は新幹線、京浜東北線、山手線、中央線が通る。 |
 |
10:10 鎌倉橋

首都高速道の補強工事を監視する警戒船に出会う。 |
 |
10:12 神田橋
このあたりから江戸城外濠の石垣に沿って進む。 |
 |
10:17 錦橋

関東大震災復興の証「復興局建造」のエンブレム発見。 |
 |
10:20 雉子(キジ)橋 
外濠工事に関わった大名家の刻印が様々に残る。築城貢献の証か、盗難防止か、混入識別なのか・・・ |
 |
10:23 宝田橋 |
 |
10:24 俎(マナイタ)橋 |
 |
10:25 南堀留橋 |
 |
10:26 新川橋 |
 |
10:30 あいあい橋
 |
 |
10:31 新三崎橋 |
 |
10:31 三崎橋
中央本線の橋。ここを過ぎて神田川との分流地点に出た。日本橋を出発して約30分。ここまで、分刻みで日本橋川に架かる橋の下を目まぐるしく通過する。
 |
|
神田川は江戸幕府が飲料水確保のため、井の頭池を水源として引き入れた用水濠だ。 |
 |
10:32 後楽橋

神田川は沿って都心のビルが立ち並ぶ。 |
 |
10:35 水道橋

総武線を仰ぎ見るようになると対岸の緑が増してくる。 |
 |
10:40 御茶ノ水橋 |
 |
10:42 聖橋
船から見上げた時に最も美しく見えるデザインだ。御茶ノ水周辺は、まさに都会の秘境!緑溢れる渓谷の景色が広がる。 |
 |
10:43 御茶ノ水駅
総武線と丸の内線が交わる。 |
 |
10:45 総武線高架橋
 |
 |
10:46 昌平橋

洪水対策で造られた御茶ノ水分水路。 |
 |
10:47 万世橋

万世橋駅舎跡を通過して万世橋へ。 |
 |
10:48 山手線、京浜東北線の高架橋 |
 |
10:49 神田ふれあい橋と和泉橋
都会の谷間を船で移動する魅力は、信号待ち渋滞がないこと。 |
 |
10:53 美倉橋 |
 |
10:55 左衛門橋
このあたりから屋形船の停泊が目立つようになる。 |
 |
10:58 浅草橋 |
 |
11:00 柳橋

芸者の三味線に迎えられて船宿「小松屋」の前に10分間停泊。季節の佃煮をワンコインで船上販売、試しに購入してみたが添加物を使わない本物の味だ。 |
|
|
 |
11:19 柳橋を抜けると隅田川
川幅が広がり、船の往来が忙しくなる。蔵前橋方向にスカイツリーが見える。 |
 |
11:20 両国橋

首都高速向島線の分岐付近。河川に橋脚を打てず、上に架かる橋梁から吊り下げる構造になっている。 |
 |
11:25 新大橋 |
 |
11:30 清洲橋

清洲橋を通過したところから振り返ると、スカイツリーが一番美しく見えるポイントがある。 |
|
|
 |
11:35 隅田川大橋 |
 |
11:37 永代橋
手前で進路を右に切ると、日本橋川の河口になる。 |
 |
11:38 豊海橋
日本橋川の河口に架かるこの橋を潜り抜け、上流へ進路を取る。 |
 |
11:41 湊橋
橋のデザインに二つとして同じものがなく、ユニークなものばかりに驚く。

通過して左手に日本橋水門が見えてきた。 |
 |
11:43 茅場橋 |
 |
11:44 鎧橋

日本橋兜町の東京証券取引所が左手に見えきた。 |
 |
11:45 江戸橋付近 |
 |
11:50 日本橋船着場に戻る。
船から見上げる非日常的なクルーズ体験は大変興味深いものがある。大都会の動脈を裏側から観察できるので、一度は参加してみる価値があるのでは。ちなみにツアー代は現地集合で税込み3980円です。
  |