常磐線土浦駅と水戸線岩瀬駅の間をつなぐ筑波鉄道が廃線になって、跡地を利用した全長約40qのつくばりんりんロードが整備された。自宅からのアプローチが10q程あるが、桜の便りに誘われついにやってきた。サイクリング道の入り口は土浦駅西口改札を出て右手にある、りそな銀行横の道を入ると260メートル先にある。小さな標識(左写真)が出ているが見落としやすい。
なんと、高架道の真下がりんりんロードの入り口だった。ロードの案内板を確認してから、いよいよサイクリングを開始する。
しばらくは市街地の走行となる。歩行者と自転車の専用ロードであるが、一般道路と随所で交差するので安全確認と速度注意が必要だ。しんてん橋を渡り堀沿いに進む。この辺りは、かつて入院した病院からリハビリで散歩に来たところで懐かしい。
一般道をわずかな区間走り、すぐに右折すると、りんりんロードが続いている。フェンスの両側は自転車をモチーフにした、特製のシンボルマークが付いてわかりやすい。
国道125の交差点は交通量が多く、信号待ちになる。ルート上に信号のある交差点が数か所ある。
一般道と交差するときは、安全確認が必要だが、自動車の通行は疎らで遭遇することはほとんどない。
出発して3.7qで虫掛休憩所に到着。旧鉄道駅のプラットホームがそのまま残されている。
常磐高速道路が行く手正面に見えてきた。この辺りから郊外になり、レンコン畑が一面に広がっている。
高速道路の下を走り抜けると、そこは満開の桜のトンネルが延々と続いている。枝いっぱいの桜の花が、ヘルメットと接触しそうだ。
筑波自転車道の標識の向こうに藤沢休憩所の桜並木が見えてくる。
スタート地点から7.5qで藤沢休憩所に着いた。旧駅舎の跡地にトイレが完備されて、近くには集落がある。ここから次の休憩所まで12.9qの最長区間になる。
土浦から10qが過ぎたが、この辺りは桜がまだ開花していない。どうやら八重桜のようで、ソメイヨシノが終わった後で見ごろになりそうだ。
ロードは小田城本丸跡を半周外回りするように設定されている。


いよいよ筑波山が視界に迫ってきた。この辺りから桜のトンネルが復活し、サイクリング気分が盛り上がる。
つくば市北条の市内に入った。古くから筑波山神社の門前町として栄え、史跡や文化財が多い。また、北条はつくばのブランド米がとれる産地として知られている。

 (5月に日本観測史上最大級の竜巻災害が発生した地域)
土浦から19q、岩瀬から21qの地点までやってきた。筑波山がロードのほぼ中間点になっている。
筑波山を一番真近に望む筑波休憩所に到着。昭和初期の鉄道客のにぎわいはなく、満開の桜が寂しそうだ。ここから折り返し、出発点に戻る。帰りは若干下っているのか快調にペダルを漕ぐ。

つくば りんりんロード