ZERMATT Day1: Gornergrat
2月23日(土) 出国
10:40 SWISS INTERNATIONAL AIRLINESのスイス直行便LX161で成田を出発。チューリッヒまで約12時間45分の空旅が始まる。時差は8時間、長い一日となる。

15:25 チューリッヒに到着後、専用車でツェルマットの一つ手前の駅テーシュへ移動する。所要時間は約4時間だが、途中の峠越え区間はカートレインに乗り換える。今回は現地支店がある海外スキー専門会社(FELLOW SKI)のツアーに参加する。
20:30 テーシュから登山電車のシャトル便に乗り(約15分)ツェルマットに到着する。荷物一式を電気自動車タクシーに預け、徒歩5分ほどの宿泊ホテル(BEST WESTERN ALPEN RESORT★★★★)にチェックインする。
2月24日(日) ツェルマット1日目、快晴

マッターホルンビューの部屋(3F)から朝日に輝くマッターホルンを望む。期待していた最高のスキー日和となる。先週から晴天が続き、街中の積雪はほとんどない。この時期としては予想外の天気だ。
ホテルから徒歩でGornergrat(ゴルナーグラート)登山電車出発駅に集合し、6日間のスキーパス(462Fr)を受け取って乗車する。参加メンバーは15名で2班に分かれて行動する。車窓から雲一つない晴天にマッターホルンの雄姿が美しく映える。
10:05 乗車時間約30分で終点ゴルナーグラートに到着する。いよいよツェルマットスキーの初日がスタートする。
滑走開始地点からの展望は、晴れ渡る空に4000m級の山塊が全方位に連なる。
右からMatterhorn4478m。左にKlein Matterhorn(Matterhorn Glacier Paradise)3883m、ロープウェイの終着駅で反対側に下ればイタリア国境になる。
さらに左から順にBreithorn(ブライトホルン)4164m。
Liskamm(リスカム)4527m。谷間にGRENZGLETSCHER(グレンツ氷河)の広大な流れを観察できる。
Monte Rosa(モンテローザ)4634m。グレンツ氷河と合流するGORNERGLETSCHER(ゴルナー氷河)の絶景が眼下に広がる。
登山鉄道に沿いながらRiffelberg(リッフェルベルグ)2582m方面に、スキー滑走を開始する。
スキーガイドがマッターホルンを背後に滑走写真を撮影してくれる。
リッフェルベルグから登山鉄道に平行していたコースが次第に谷コースに変わり、ロープウェイの中継地点となるFuri(フーリ)に進路をとる。
フーリに到着し、老舗の山岳レストランで昼食にする。予約席に案内され名物料理Rösti(リュシティ)を注文する。茹でたジャガイモを細切りにして、フライパンで炒めたものにソーセージとベーコンエッグが組み合わされている。最初に出てきたポトフは寒冷地らしい独特の味付けとボリューム感がある。しかし今日は気温が上がり春のような陽気に、まずは冷えたビールでのどを潤す。
おもしろいもの見つけた。まるで日本のナマハゲそっくり。ツェルマットにも同じ民族文化があったのに驚きだ。
昼食後、フーリ駅に戻りロープウェイに乗って広大なテオドール氷河滑走に向かう。
途中駅、Schwarzsee(シュヴァルツゼー)2583mを通過する。
Trockener Steg(トロケナーシュテーク)2939mでロープウェイを降りる。Teodulpass(テオドールパス)3301mに架かるリフトに乗り、大氷河を見下ろす。リフトで行ける最高地点だ。更に頂を目指すにはTバーリフトを乗り継ぐことになる。氷河エリアではリフト支柱が立たない。
マッターホルンの東壁を左手に見ながら滑走を開始、スピード感がなくなるほど広大な斜面を豪快に滑りまくる。
Furgg(フルグ)2432mまでスキーした後、シュヴァルツゼーまで戻るロープウェイに乗り、そのままツェルマットまで下ることになった。初日の足慣らしとしては、ハードな滑り込みが終わる。
ホテルに戻り、急いでシャワーで汗を流し、スキーガイドのタウン案内に参加した。集合場所のゴルナーグラート駅前にあるツェルマットのマスコット“WOLLI君”、ツェルマット一帯のWALLIS(ヴァリス)州原産の山岳羊で、ガングロのモフモフした毛が特徴の固有種(シュヴァルツナーゼ)をモデルにしている。

WHYMPER(ウィンパー)がマッターホルンに初登頂した時、宿泊したホテルにあるレリーフ。
マーモットの泉がある広場に教会とマッターホルン博物館、奥に★★★★★GRAND HOTEL ZERMATTERHOFが見える。このホテルに宿泊すると駅まで送迎馬車が出る。
町中を散策した後、ホテルに戻り夕食をとり、明日のイタリア遠足に備えて早目の就寝につく。
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