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2月26日(火) ツェルマット3日目、快晴
天候に恵まれ、昨日に続きイタリア国境を越えてスキー遠足に出発する。チェルビニアの分岐までは昨日と同じルートをたどる。目的地Valtournenche(ヴァルトルナンシュ)まで今回ツアーコースの最長ルートになる。 |
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トロケナーシュテークで3Sゴンドラに乗り換える。テオドール氷河の後方に、美しいマッターホルンの尖峰が天を衝く。 |
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マッターホルン グレーシャー パラダイスに到着。昨日同様に快晴のコンディションでスキー遠足が始まる。 |
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チェルビニアへの分岐から、更に奥地へと山岳ルートを滑り込む。 |
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長い尾根伝いのルート(コース番号1)を滑り降りると、やっと眼下にヴァルトルナンシュの街が見えてくる。 |
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11:00 ヴァルトルナンシュ1524mのロープウェイ駅に到着する。滑走距離約15km、標高差2359mのロングコースの終点だ。気温上昇でコース外の斜面は雪が解けて地肌が露出している。イタリアの麓はすっかり春の陽気となる。 |
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帰途はロープウェイに一本乗り、スキーリフトを3本乗り継ぎ、最後は超長いTバーリフトに乗る。途中で転倒すると最初からやり直しになるので、やや緊張するが、要領をつかめばさほど難しくない。スター点に立つと係員が股にバーを挟んでくれる。 |
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Tバーリフト終点から一度斜面を滑り降りて、プラトーローザの山頂行きゴンドラ乗り場を目指す。 |
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途中の山小屋の休憩をパスして、スイスのトロケナーシュテークまで戻り昼食をとることになる。 |
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12:20 プラトーローザ3480mの山頂駅に到着する。ここではクラインマッターホルンに架かる新設のロープウェイ工事が進められている。完成すれば、スイスとイタリアがロープウェイでつながることになる。
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プラトーローザからテオドール氷河の滑降を開始する。途中、ブライトホルンを背景にスキー班の集合写真をとる。 |
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反対斜面はマッターホルン東壁が目前に迫る。広大なWallis(ヴァリス)山群を360度眺めて滑るスキーの醍醐味は、日本では体験できない豪快さがある。 |
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トロケナーシュテークのロープウェイ駅が見えてくる。ツェルマットのマッタ―谷に沿ってそびえ立つWeisshorn(ヴァイスホルン)4506mの尖峰が白く輝き美しい。 |
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12:40 トロケナーシュテークのロープウェイ駅にある展望レストランで昼食になる。まずは、のどの渇きをスイスで広く飲まれているビール、CALANDAで乾杯。待っていたピザは3人前はありそうな特大サイズででてきた。3種類注文した中でアンチョビのピザは最高。 |
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昼食後、展望台デッキから主峰のモンテローザからブライトホルン、クラインマッターホルンを眺望する。 |
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さらに、モンテローザの左方にはゴルナグラードが見え、そのまた左方に2日後に滑るRothorn(ロートホルン)まで見渡せる。 |
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↑ Rothorn 3103m |
↑ Gornergrat 3089m |
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昼食後、フルグ2432mまで滑走して、1区間ロープウェイに乗り、Schwarzsee(シュヴァルツゼー)2583mまで登り、マッターホルン北壁側に出る。 |
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マッターホルン北壁を左に見ながら滑走を開始する。16年前にフーリ1867mまでトレッキングしたコースをたどる。当時はまだなかったリフト乗り場Stafel(シュタフェル)2199mまで滑走したら、リフトに乗ってHirli(ヒルリ)2769mまで登り返す。 |
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広い斜面の下降方向正面は、Gabelhorn(ガベルホルン)4063mなどヴァリス山群が連なる。
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14:45 ヒルリに到着。マッターホルンを一番近くに見る展望ポイントになっている。 |

マッターホルン登山基地で有名なHörnlihütte(ヘルンリ小屋)3260mを中腹に望む。 |
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絶景を後にフーリに向かって滑走を開始しする。急斜面を滑り降りてから、林間コースに変わり、フーリの民家を過ぎてツェルマットのロープウェイ駅まで滑走して一日を締めくくる。総滑走距離は約35km、累積標高差はマッターホルンの標高4478mとほぼ同じ。ツェルマットスキーの醍醐味を存分に楽しむ。 |
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16:00 ホテルに戻って一休み。意外と疲労感はないが、暑さ対策を怠り今日も汗だく。シャワーで汗を流した後はスイスビール(Feldschlosschen)で乾杯。

フェルトシュレスヒェンと発音するらしい。 |
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18:10 ツェルマット周辺の山群が夕日に染まるころ、二人用リザーブ席でディナーが始まる。
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