ZERMATT Day5: Sunnegga-Rothorn
2月28日(木) ツェルマット5日目、快晴

すっかり春めいているツェルマットに朝が来た。毎日マッターホルンの雄姿を見て一日が始まる。今日はホテルに近いSunnegga(スネガ)エリアを滑る。最高地点のRothorn(ロートホルン)から見るマッターホルンの全景は最も美しいゴールデン比率と言われている。

9:00 ホテル前にはホテル専用の電気自動車が停車している。集合時間が少し遅くなって、最寄りのバス停に行く。
巡回バスに乗ってスネガに向かう途中の車窓からマッターホルンが見える。この時期の川は氷河特有の白濁した流れになっていない。
9:15 スネガ行きのケーブルカー乗り場。トンネルを抜けて地上に出た駅がSunnegga(スネガ)2288m。
9:50 ロープウェイとゴンドラを乗り継いでRothorn(ロートホルン)3103mに到着する。
レストハウスがあり、広場では記念のモニュメントと写真撮影もできる。
マッターホルの造形美はいつまで見ても飽きることがない。北壁と東壁を均等に一望できるのが素晴らしい。よくある広告宣伝などには、ここからの角度のものが多く使われている。
10:00 ロートホルンの滑走開始地点。背後の尖峰はヴァイスホルン4506m。昨日はその反対側をグレヘンから見ていた。
ロートホルンのてっぺんから右に大きく巻きながら滑走を開始する。途中、スキーガイドがマッターホルを背景に記念の一枚を撮ってくれた。
スネガの斜面を下り、Findeln(フィンデルン)2050mへ。小さな集落は、素晴らしい眺めを楽しみながら、美味しい郷土料理が味わえる山岳レストランがあることで有名らしい。また、スネガとゴルナグラードを結ぶ中継地点でもある。
12:20 フィンデルンからリフトでスネガに登り返し、ロープウェイとゴンドラを乗り継ぎ、再びロートホルンまで戻って来た。
正面に見える魚の骨のような山は、Rimpfishhorn(リンプフィシュホルン)4199m。ここから山岳レストランがあるFluhalp(フルハルプ)2616mまで一気に滑走する。
マッターホルンを正面に望むベストポジションに建つフルハルプの山小屋。本来は登山基地だが、山岳レストランとしてスキーヤーにも大人気。

インターラーケンのスイスビール(Rugen Bräu)でマッターホルンに乾杯!!
ロープウェイ駅で購入した人気のマッターホルングラスに注いで、もう一度乾杯!!! アルプスのテラスランチは最高に気分がいい。

プリンプリンのエビとトマトのパスタに感激
大勢のスキーヤーでにぎわうテラスでは、生バンドまで繰り出す熱狂ぶりだ。こんなに盛大にランチが楽しめる山小屋は日本にはない。
スキーは脱ぎぱなしにするのがスイス流。昼休みはスキーも甲羅干しするのか、のんびりしているところがスイスらしい。

昼食を終えたら、再び滑走を開始する。FINDELGLETSCHER(フィンデル氷河)が造り出した、モレーンの中に突入し、Gant(ガント)2223mまで滑り降りる。
ガントからロートホルン山腹のBlauherd(ブラウハード)2571mまでリフトで登り返す。
ブラウハードの展望台でモンテローザを背景にスキー班の記念写真を撮る。眼下にフィンデル氷河を望み、モンテローザからマッターホルンまで4000m級の連山が大展開する。
スネガに向かう最終滑走はペアスキー撮影で締めくくる。マッターホルンもしっかりカメラに収まる。
15:20 スネガに到着。ここからケーブルカーに乗り、ツェルマットへ下山する。
ディナーは待望のスイス伝統家庭料理Raclette(ラクレット)。ヴァリス州の高地ワインHeida(ハイダ)をオーダーする。ラクレットにあう濃厚な辛口白ワインだ。
専用のヒーターで溶かしたチーズをジャガイモやピクルスなどにつけて食べるラクレットはおかわり自由。写真撮影もこころよく了解してくれた。豪快に素朴な料理を楽しむ。デザートには杏リキュールをかけたシャーベットが出てきた。
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