ZERMATT Day6: Free(Gornergrat)
3月1日(金) ツェルマット6日目、曇り/雪

朝から薄雲が広がる。ツェルマットに来てから続いた快晴がそろそろ下り坂。マッターホルンの朝焼けも霞のかかったような、すっきりしない空模様で一日が始まる。
スキー最終日はスキーガイドが付かないフリー滑走になっている。これまで毎日天気が安定し、全スキー日程を予定通り達成できたので午前中でスキーを切り上げ、午後は街中を散策しながらランチと買い物を楽しむことにした。

ホテルから歩いて行けるゴルナグラード登山鉄道に乗る。昨日までの天気が一転して、ゴルナーグラートは雪雲に覆われ、視界が悪くなってきた。今までの晴天が異常だったのかもしれない。
ゴルナグラードから滑走を開始して、フーリまで下ったがシュヴァルツゼー方面に行くロープウェイが運転を停止したため、リッフェルベルグまでロープウェイで戻り、再度フーリまでノーストップ滑走してスキーを終了する。フーリからはロープウェイでツェルマットに戻る。ホテルまでは巡回バスに乗り込むが、すっかり雪景色へと変わっている。
ホテルで着替えてから街中に外出する。ランチは地ビールと軽食で済ませ、土産品をショッピングする。スキー用具一式を持参してきたので、軽量でコンパクトに収まるものを購入したが、日本では入手が難しいスイスワインだけは特別に購入する。(スキーブーツを手荷物用のザックに移し、スーツケースの重量制限23kgを何とかクリアする)
スキーガイドに教えてもらった、ねずみ返しの小屋が残る路地に入ってみる。ヴァリス州独特の建造物で、倉庫の床と支柱の間に円盤状の石を挟み、ねずみの進入を防ぐ工夫が施されている。
ツェルマットの駅前広場には、客待ちする馬車と電気自動車タクシーが停まっている。本格的に降り出した雪で、初めて見る寒々しい光景となる。
最終日のディナーは会場が変わり、グリル料理の夜となる。サラダとスープはビュッフェスタイルで好きなものを、好きなだけ盛り付ける。
前菜はルッコラとスイスシュプリンツチーズ添えトマトカルパッチョ。バーベキューは牛肉、ラム肉、サーモン、エビを選んでオーダーし、暖炉のようなカマドでローストしてもらう。
3月2日(土) ツェルマット出発日

5:05 ホテル前に集合し、荷物をタクシーに預けてツェルマット駅まで歩く。
5:25 隣駅のテーシュまでシャトル電車に乗り、専用車(大型バス)でチューリッヒ空港に向かう。
途中のアルプス越え峠はカートレインにバスごと乗り込み、トンネルを通過する。車幅の広い大型バスは運転手がサイドミラーを取り外し、ギリギリ積載が可能になっている。鉄道網が発達しているスイスならではの交通手段で、自動車用のトンネルがない区間を共同運行している。

カートレイン区間が終わり峠を下るとベルン州に入る。
13:00 チューリッヒ空港からSWISS INTERNATIONAL AIRLINES(LX160便)で帰国の途に就く。
3月3日(日) 帰国

8:55 成田空港に到着。新婚旅行のカナダスキー以来39年ぶりの海外スキーツアーを終える。

最後にツェルマットで購入した地ワインを紹介します。ツェルマットを訪れる機会があれば是非とも勧めたい一品です。

白ワイン:Heida(ハイダ)
ヨーロッパで一番標高が高いところで生産されるワインとして有名。気候が厳しいため、ぶどうの実は小粒でも濃厚でドライ。
赤ワイン:Dole(ドール)
ピノノワールとガメイを調合して生産される、独特のまろやかなワイン。
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