河津さくらの旅
2月15日から二泊三日で早春の東伊豆を旅してきた。
1日目 熱海温泉泊
2日目 河津桜花見 熱川温泉泊
3日目 伊豆シャボテン園
2日目 熱海から河津まで国道135号を自家用車で約1時間半の道のりを走り、現地で息子一家と指定の駐車場で待ち合わせする。ほとんど同時刻に到着し合流した後、咲きだした河津桜の花見に歩き出す。暖冬の影響で例年よりも早い開花となり、菜の花はすでに満開になっていた。
沿道には平日にもかかわらず、名物を売る店が軒並みにいっぱいだ。つい誘われて「桜たいやき」を調達し、歩きながらパクつく。もっちりとした食感とアンのほのかな甘みが桜見物にぴったりの一品。
川沿いの両岸の遊歩道に植えられた河津桜が、前日の春一番の後に見ごろを迎えている。
途中、特産デコポン100%の生絞りジュースを売る店を発見。早速注文して飲んでみる。搾りたてのちょっと贅沢な飲み物に気分爽快だ。
歩き出してから約2kmのところにある豊泉橋まで来て川沿いのコースを離れ、河津桜原木を見に行く。樹齢約60年だそうだが、ここから苗木が広まり、現在の桜並木ができた。さすがに原木とあって花の咲き方に勢いがあり、すでに満開となっていた。

こんな光景にも驚く。暖かい気候なのだろう、レモンと菜の花と桜がコラボしている。
豊泉橋まで戻り、対岸の川堤に向かって橋を渡る。この辺りは両岸の桜が一番美しいところで、夜間ライトアップされるようだ。(写真は上流方向を撮る)
近くにある峰温泉の大噴湯を見学する。間欠泉の吹き出し時間に間に合った。かなりの高温で温泉卵を手前で作ることができる。
峰温泉にある郷土料理 手打ち蕎麦の店「美よし」
注文した天城路とろろそば、上に海苔と椎茸の煮物がのっているところが老舗のこだわりらしい。
3日目 朝から快晴でも気温は低く、この時期の気候。宿泊したホテルを出発して伊豆シャボテン公園に到着する。前回訪れて20年近くたつが小動物公園が充実し、かなり様変わりしている。長寿のハシビロコウはまだ元気にしているようだ。会えるといいのだが・・・・・

地球環境館のコモンマーモセット

      最近やってきたスローロリス

公園内に放し飼いしているリスザル

カンガルーの丘にいるワラビー
鳥たちも園内自由に飼育されている
1959年に開園。シャボテン園命名の由来となった温室がテーマごとに5棟(メキシコ館、マダガスカル館、南アメリカ館、アフリカ館、森林性シャボテン館)地下通路でつながっている。
なんといっても一番の見ものはメキシコ館の金鯱(キンシャチ)。推定樹齢160年で日本最大サイズ。
約1500種のサボテンや多肉植物が生育されている。シャボテンもサボテンもどちらも正解で日本語。英語ではCACTUSといい、一説では船員が皿の汚れをウチワシャボテンで洗ったことから、シャボン、サボテンになったらしい。現在は園名をシャボテン、植物をサボテンと呼ぶように使い分けているそうだ。
温室を出たところに富士山が見える展望台がある。前々日吹いた春の嵐で空が浄化され鮮明だ。

空中を追いかけてくるシロテナガザル
園内中央の池をボートで巡り動物たちの観察ができるツアーに参加する。水面から見るサルや水鳥の生態が面白い。島に上陸し餌やりも体験できるので、子供たちにも大人気のスポットになっている。



この時期一番のシーンはカピバラの温泉入浴。露店風呂につかり、何とも言えないうっとり感が冬の風物詩になっている。
園内はいろいろな動物が放し飼いになっているが、庭園にいたペリカンを盗撮。あまり近づくと気に障るらしい。要注意だ!

昼食はボリュームたっぷりのメキシカン料理。シャボテン園を楽しむのにピッタリのランチメニューだ。
食後はカピバラとふれあえる広場に行ってみる。カピバラはネズミの仲間で最大種。体重は60㎏にもなるが、おとなしい性格。愛嬌のある容姿が人気の動物。




バードパラダイスにいるお目当てのハシビロコウに会いに行くが、残念寒さのせいか小屋の中に入ったきりで出てこない。モニターの画面で見るだけだった。推定45歳、獲物が来るまで辛抱強く待ち続ける習性があり、動かない動物の異名がある。
     

一日楽しく過ごし閉園の時間が近づく。帰路は熱海まで多少の渋滞があったが、その先からは有料道路も高速道路も渋滞なく走り無事帰宅する。
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