三島・熱海の旅
今年の桜は例年より早く終わってしまい、以前から気になっていた三島の湧水と熱海1泊2日の旅を楽しんできました。三島駅前の駐車場に車を止め、観光案内所でもらった探索マップを見ながら市内をウォークします。
最初のスポットは天然記念物に指定されている「楽寿園」です。富士の雪解け水が噴出す天然池の景観ですが、残念ながら渇水期のため溶岩だけの枯山水といったところです。
近年湧水が減少しています。楽寿園の小浜池から流れ出す源兵衛川は水量不足(原因は工業用水として地下水を汲み上げ過ぎたためらしい)で別の水系から引き込んでいます。ここからしばらく川に沿って遊歩道を歩きます。
川の瀬で水草の白い花が一面に咲いてます。
湧水の減少と共に生活廃水の垂れ流しやごみの放置で水辺環境が悪化しましたが、市民のNPO活動で美しい環境を取り戻したそうです。
水の苑緑地で見つけた白い山吹の花です。
ここまで源兵衛川の遊歩道を歩き次は三島梅花藻(バイカモ)の里に向かいます。

三島梅花藻は小浜池で発見され、水のきれいなところでしか生育しません。今は市民NPOの手でこの池で育てられています。
三島といったらやっぱり「うなぎ」です。
三島のうなぎは1週間ほど富士の湧水に餌なしでさらし、余分な脂肪を落としてから蒲焼にします。特上うなぎは2段重ねのボリュームです。残念ですが電池切れで写真が撮れませんでした。

次は柿田川湧水公園です。→
市街地の真中で湧き出した水が集まって川幅30m以上になって流れ出します。
柿田川は富士山系の伏流水です。
富士山の大爆発でできた三島溶岩流の間を地下水が流れ出したもので、湧き水としては東洋一といわれております。
↓ここから熱海になります。

熱海峠にある姫の沢公園は石楠花が満開です。
桜が終わり、もう時期ツツジの開花を迎えるところです。
アカオ ハーブ&ローズガーデンからの眺めです。
園内は専用巡回バスで庭園の山頂まで登ると、錦ヶ浦と熱海城を望むことができます。
日本庭園にある世界一の盆栽だそうです。ギネスブックに載っているとのこと。
園内から海が一望でき、いろいろなテーマごとにガーデニングを楽しむことができます。

←ツルバラに覆われる白いローズハウス。
↑テラスでバラジャムのアイスクリームを賞味。
4月はバラの季節には早いようですが、チューリップやスノーポール、マーガレット、ラベンダーなどが見ごろになってます。
昼食は相模湾を見渡す断崖にあるレストラン「花の妖精」で伊勢海老シーフードカレーを注文。熱海の春をグルメで締めくくりです。
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