三島・箱根の旅

今年5月に訪れた酒田は山居倉庫(さんきょそうこ)しか見る時間が取れなかった。今回は酒田一本に絞り、同じホテルリッチ&ガーデン酒田に宿泊し、市内の名所を1日ウォークした。
暖冬なのかまだ市内には雪がなく、鳥海山の頂にだけ積雪が見られる。ホテルを出て最初に向かったのは10分ほどで行ける海鮮市場、途中の沿道にこれから向かうスポットが方向案内板に示されている。

冬の酒田は寒鱈鍋の季節、目当ての料亭は忘年会の予約で満席のため、老舗のすし屋で地魚料理に舌鼓となった。市場では北海道産寒鱈が大きな切り身で売られていた。本格シーズンは1月とのこと、これも暖冬の影響かせっかくのチャンスを逸してしまった。

次に向かったのは日和山公園(↑マンフォールの蓋)、小高い丘の上は文学の散歩道(←案内板)になっている。
園内にある日本最古の木造六角灯台は日本海に沈む夕日が美しい名所でもある。

方角石(↑)がある展望台から眺める最上川河口(←)の先は日本海が広がる。


←日和山公園の隣にある下日枝神社の鳥居と隋身門をくぐり舞娘坂に向かう。








←舞娘坂にある「鈴政」、地物の新鮮な寿司が味わえる老舗。この近辺は酒田のすし屋横丁となっている。

酒田を訪れたら一押しで行きたい!

←舞娘茶屋「相馬楼」、楼内の各広間は壁の色と同じ大胆な紅色が施されている。
↑JRの大人の休日倶楽部で吉永小百合と饗宴している酒田舞娘。日暮れ時は部屋のあかりと煌びやかさが際立ち、豪商が築いた京文化の心意気を堪能できた。注文した抹茶を舞娘が特別に運んでくれたのも驚きだった。華やかな会話の後、一緒のショットが取れなかったのが悔やまれるが、いい旅の思い出になった。
←酒田市役所前にある旧鐙屋(あぶみや)
酒田を代表する廻船問屋として江戸時代を通じて繁栄した。国指定史跡となっている。

↑北前船の船乗りは商談成立まで豪華な接待を受けた
←商人の気風漂う湊町酒田の通り庭

↑鐙屋の屋号が与えられた廻船問屋の蔵構え
←石置杉皮葺き屋根の建物

←本間家旧本邸
武家屋敷と商屋造りが一体となった珍しい建物。残念ながら休館でした。
←酒田ラーメン「満月」
酒田を代表する老舗のラーメン屋。湊町ならではの煮干だしの醤油スープが風味豊か。自家製のワンタンがたっぷり入ったワンタンメンが一番人気の店。


↑冬の山居倉庫を新井田川の対岸から巡る、寒空に一際存在感がある重厚な造り

落ち着きを取り戻した山居橋からの風景→

本間美術館の庭「鶴舞園」は本間家が庄内藩主を迎えるために建てた別荘。格式のある建物は昭和天皇も宿泊した。降り出した雪が北国の長い冬を告げている。

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