志賀高原スキー&葛飾北斎
2月19日(日)
3泊4日で志賀高原へスキーツアーに出発する。
例年になく積雪が多い厳冬期であるが、寒気が緩み出発初日は雨天となった。到着した一の瀬スキー場もみぞれ模様でスキー滑走を諦める。
2月20日(月)
朝から小雪がちらつく曇り空であるが、標高が高い焼額山から奥志賀一帯はスキーコンディションに問題なく、広範囲を移動しながら終日スキーを楽しむ。
2月21日(火)
降り積もった雪がゲレンデを覆い、久々のパウダースノーとなった。主に焼額山スキー場を集中的に滑降する。
2月22日(水)
朝から天候が回復し晴れ間が覗く。一晩で50㎝の積雪となり、すっかり埋もれた愛車の除雪に苦戦する。
今回初めて宿泊する志賀スカイランドホテルから、広大な焼額山のスキーエリアを一望できる。さらに裏手側にある奥志賀スキー場はここからは見えない。
10時、志賀高原を後に次の目的地、小布施に向け出発する。山岳道路を下って丸池スキー場を過ぎたあたりから前方視界が開け、北アルプスの峰々を眺望できるようになる。
11時過ぎに小布施の北斎館に到着する。この季節は観光客が少なく、駐車場にかなり余裕がある。
葛飾北斎(1760~1849)は80歳代の半ば、当地小布施の豪農商・高井鴻山の招きにより、数々の作品を残している。以前訪れた岩松院の大間天井絵(鳳凰図)もその一つである。
今回の目的は、展示されている二基の祭屋台に描かれた北斎の天井絵を観るためにやってきた。

龍と鳳凰




男浪と女浪


画狂人「北斎」の世界に浸った後は、街中を散策してみる。昼食は信州そば屋に立寄り、気になっていた老舗の酒蔵にも入ってみる。
江戸時代から250年以上に渡り営んできた造り酒屋「桝一市村酒造場」は、地元ではマスイチ(□一)の愛称で親しまれている。祖である十二代高井鴻山が、北斎を小布施に招き入れたという由緒ある蔵元だった。今でも木樽仕込みの日本酒造りにこだわりを持っており、季節限定品の生酒を2本調達した。

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