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1月19日(日)
毎年続けていた年末年始の蔵王スキーが団体客優先で予約できず、諦めて久しぶりに志賀高原にスキー宿をとる。結果、一族参加のスキーはできなくなるが、雪不足の蔵王に行かなくて大正解。今後の温暖化を考えると、毎年降雪が少なくなる蔵王に見切りをつけるときかもしれない。
信越道までのルートはいくつかあるが、最短の圏央道から関越道に入り320kmの距離は蔵王より近い。関越道の渋滞をうまく避ければドライバーの負担も少ない。
志賀高原の初日は中途半端なスキーを止め、寄り道して善行寺参りしてから向かうことにする。善行寺周りの駐車場はどこも満車状態になっていたが、タイミングよく近場に駐車できた。 |
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ちょうど昼食時間となり門前通りの信州そば屋に入る。とろろ十割蕎麦1250円に天ぷら四品盛り720円を付けて注文。久しぶりの信州そばは格別にうまい。しかも売り切れごめんの十割にありつけた感激を味わう。 |
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老舗のそば屋の後は善行寺で厄払いし、志賀高原の一ノ瀬スキー場に向かう。 |
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1月20日(月)~21日(火) 曇り時々晴れ
積雪90cmは平年より格段に少ないが、雪不足に悩むの他スキー場に比べれば天国と言ってもいい。もちろん全面滑走可とくれば文句のつけようがない。
←東舘山頂レストラン展望台2000mから高天原スキー場方面を撮影する。
滑走スキー場は一ノ瀬ファミリー、寺子屋、東舘山、発哺ブナ平、高天原、一ノ瀬ダイヤモンド、一ノ瀬山の神、焼額山と梯子する。 |
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宿泊ホテル「マウント志賀」から焼額山の夕暮れを望む。そろそろ晴天が期待できそうな予感。 |
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1月22日(水) 晴れ
スキー最終日、天気が回復し奥志賀スキー場を目指して出発する。焼額山スキー場ではゴンドラ2本を乗り継ぎ、志賀高原の奥地へと滑り込む。遠く北アルプスの連山まで望むことがでる好天となる。奥志賀高原スキー場ではさらにゴンドラ1本を乗り継ぎ、奥志賀高原ホテルがある最奥地までロング滑降に挑む。 |
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一ノ瀬ダイヤモンドスキー場に戻り昼食後、対向斜面のファミリースキー場のブラックコースを滑る。リフト降り場からは妙高山方面の山々を見渡すことができる。 |
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スキー滑降を楽しんだ後は麓の渋温泉まで下山し、温泉で一泊して疲れを癒すことにする。 |
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4つの自家源泉を持つ金具屋に宿泊する。建物は木造4階建ての登録有形文化財になっている。昭和初期に宮大工の技術の粋を尽くして建てられたらしい。


斉月楼の階段上部。大正ロマンが漂う特殊な細工が随所にみられる。 |
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最上階にある130畳敷の大広間が食事処になっている。柱が一本もなく、二重に組み込まれた格子天井が強度を支えている。料理は全12品で地元の食材を使った素朴さがたまらなく美味しい。 |

各階の和室はすべて異なる造りの屋敷に見立て、廊下が外通りを現している。古い水車の歯車なども装飾に巧みに組み込まれている。 |

こだわりのエレベータの扉も豪華なデザインを取り入れている。高齢者向けに近年取り付けられたようだ。 |
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斉月楼の各階には自由に利用できる貸切風呂も付いている。夕食前に文化財巡りの建築体験ツアーに参加し、歴史宿の説明を受ける。 |
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夕食後、ライトアップされた建物を見に外に出てみる。映画「千と千尋の神隠し」のモデルとなったとも言われている佇まいは見事である。 |
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玄関から入ったフロントも開業当時の豪華な造りがそのまま生かされている。 |
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ひょうたん型をした鎌倉風呂。源頼朝伝説に因んで、鎌倉の建築様式を模した浴室になっている。 |
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山の急斜面に建てられた館内はアップダウンの多い階段で結ばれている。 |
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↑富士山のタイル絵がある斉月の湯
↓ステンドグラスが特徴の浪漫風呂 |
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洗面場も古風なタイル貼りと蛇口がなんとも懐かしい。 |
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朝食は麦とろご飯が出る。飲んで食べつかれた体には最高のおもてなし。4泊5日のスキーツアーを締めくくる、いい旅の思い出ができた。 |
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