都心さくらの旅
3月31日 皇居の乾通りが桜の開花期間に一般公開されている。例年より早く開花したが、期の途中で寒冷な日が続き、今日が満開日となった。
11:20皇居前広場に到着すると、見学者の長蛇の列ができていた。
待つこと約40分、手荷物検査とボディチェックを受けて坂下門からいよいよ入場を開始する。
天皇陛下主催の晩餐会が行われる宮殿を横目に一方通行の進路を進む。
隣に宮内庁庁舎があるが、見学コース以外はコースロープが張られていて中に入ることはできない。
宮内庁前の広場から見た都心方向の光景。普段はこの角度から見ることができない丸の内ビル街が見える。
乾通りは坂下門から乾門まで一直線に伸びた大通り。見学者が道いっぱいに広がって歩いてもこんなに余裕がある。
しばらく歩くと山下通りと交差するが進入禁止。見学路は一方通行の直進のみになっている。
蓮池濠の城壁を背景にソメイヨシノを写す。以外にも皇居の桜はまだ五分咲きぐらい。ほかの都内名所より開花が遅い。
左手に道灌濠(どうかんぼり)が見えてくる。桜の開花は疎ら、遅咲きの桜かもしれない。
満開の桜を期待してきたが、以外にも松などの常緑樹が多いのに気付く。
乾濠(いぬいぼり)の桜は枝の張り方が印象的だ。皇居の濠とよく調和して美しい容姿をしている。
ゆっくり歩いて25分ほどで終点の乾門に到着する。


乾門を通過してから、次は北の丸公園に行ってみることにした。対岸には首都高速道路が見えてくる。公園内は桜見物の人波の中を押し分けて、ゆっくりと歩く。
千鳥ヶ淵の桜は満開の時期を迎えている。お濠に咲く桜は、際立って美しく見える。
次に、地下鉄を乗り継ぎながら駒込の六義園(りくぎえん)に向かった。川越藩主・柳沢吉保が元禄15年に築園した大名庭園と聞く。戦災をまぬがれて、現在は東京都が管理し、国の特別名勝に指定された文化財になっている。入口の案内板を見ながら、見学ポイントを確認する。
庭園を右回りに散策して一周する。最初のビュースポットは、内庭大門にあるシダレザクラになっている。
広場に植えられた一本桜の大木は実に見事です。
広大な敷地の中心に大泉水と呼ばれる大池を配し、巨大な日本庭園を造成している。
都心にこれだけの庭園が現存していることに驚く。秋は紅葉の名勝にもなっていて、四季をとおして自然探勝が楽しめる。





春はなんといってもソメイヨシノを楽しむことに尽きる。庭園をゆっくり散策しながら、待ちに待った季節の到来を感じたい。
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