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12月25日から2泊3日で蔵王初滑り。今季の冬はラニーニャ現象の影響で日本海の海水温度が上昇、北の寒気団の張り出しによって、大雪警報がすでに発令されている。この時期としては久々の積雪が期待できそうだ。
初日は気圧配置が緩み、視界不良で山頂スキーを諦め、下のゲレンデで足慣らしをする。
二日目、早朝は前日のような雲に覆われるが、僅かに空が明るくなっている。リフトを乗り継ぎ、山頂ロープウェイに乗り込む。山頂レストランでコーヒーブレイクし、窓越しに樹氷を確認する。なぜか樹氷は疎らで細っている。後でその意外な原因を知ることになる。 |
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さておき、山頂に来た証拠の写真を撮りに出発する。一面の新雪を踏みしめながらたどり着いた地蔵さんは雪だるまのように真っ白で顔がわからない。
地蔵さん参りをしたらいよいよザンゲ坂の滑降が待っている。天気が好転し薄日が射してくるも、まだスキーヤー繰り出しが鈍い。誰もいないパウダースノーの斜面に向かって一気に飛び出す。 |
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樹氷を造るアオモリトドマツが特に山頂部で害虫被害のため枯れて伐採されたり、立ち枯れ状態になっている。(再生事業が始まったらしいが、どうなるか?)
もうメタボなモンスターは見られなくなるのか、深刻な事態が起きている。大規模な害虫発生の原因が温暖化の影響とも考えられるが、近い将来に、蔵王の代名詞が消えてしまうかもしれない。 |
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ザンゲ坂を下って、パラダイスゲレンデを滑降するが、人気が消えたように静まり返っている。近年稀に見る最高の雪質がもったいない。山頂から最下部の大森ゲレンデまでのロングコースを滑りつくす。 |
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リフトが止まる最終時刻まで滑降し、宿泊するアストリアホテルにへとへとになって帰還する。後は天然温泉に浸かって筋肉の疲れを癒すだけ。スキーづくしの充実した一日が終わる。
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