2月24日(月)振替休日
今年の冬は2度に及ぶ長期寒波が襲来した。温暖化による海面温度上昇が東北や北陸に大雪をもたらしている。年々積雪が少なくなった蔵王に、樹氷(モンスター)の成長を期待して、3泊4日のスキーツアーに出かける。

常磐道の亘理町鳥の海ICで途中下車し、昼食に海鮮大海のホッキ飯を注文する。季節限定(1~5月)のホァホァのホッキが絶品。おかわり自由のカニ汁もついて言うことなしの大満足。



昼食後、山形道を経由し宿泊の蔵王アストリアホテルに15時チェックインして、雪見の露天風呂温泉で初日を締め括る。
2月25日(火)
小雪が舞う曇り空の天気ではあるが徐々に回復の兆しが見える。リフトを乗り継ぎ、山頂線ロープウェイを目指すが、百万人ゲレンデのリフトが運行停止になっている。迂回して黒姫ゲレンデの高速クワッドリフトに乗り換え、ユートピアゲレンデにたどり着く。

←黒姫スーパージャイアントコースの出発地点から山形市内方向を望む。
ユートピアゲレンデのとどまつヒュッテは3メートル近い積雪に埋もれている。右に回り込んで山頂線ロープウェイ乗場に直行する。山頂は雪雲に覆われて視界が悪いが、運行しているので一安心。
山頂に到着し強風と視界不良の中を、恒例のお地蔵さん参りに行く。例年にない積雪のため、お地蔵さんが行方不明(雪に埋没)、賽銭箱だけが目印のようにあるだけとなっている。今まで、どんなに大雪でも最低首から上が出ていたのに残念なことになった。諦めてザンゲ坂を慎重に滑降し、パラダイスゲレンデからのリフト降り場まで下山する。わずかに視界が開け、天気回復の希望がある。
とどまつヒュッテのレストランに昼食で立寄るが満席で諦め、更に下山して黒姫ゲレンデのレストランを目指すことにする。
黒姫レストランは樹氷見物客が来ないので空席あり、余裕のランチと生ビールを楽しいでいると、天気がみるみる回復してきて青空が広がる。
昼食後、山頂に再チャレンジする。山頂ロープウェイの窓から樹氷原を見渡すことができる。久々に見るモンスターは健在だった。
地蔵岳1736mにモンスターが立派に成長している。かつて登頂してスキー滑降に挑戦したが、現在はコース外滑降禁止になっている。山頂駅テラスに上がり360°の眺望を楽しむことにする。


ザンゲ坂の滑降開始口付近まで樹氷見物客が繰り出している。
山頂テラスはロープウエイ到着駅の真上にある。山麓線のゴンドラと違い運行効率が良く、待ち時間が少なくなった。
晴天となったザンゲ坂の絶景ポジションで記念のショット。
絶好の撮影チャンスにモンスターを撮りまくる。1週間ほど続いた寒波の後だけに、近年最高のモンスターに出会えた。
この晴天も1日限り、翌日2日目は朝から風雪が強まり、山頂線のロープウエイは運行停止となってしまった。主に黒姫ゲレンデと大森ゲレンデのジャイアントコースを滑降して、スキー旅を締め括る。一時、フォワイトアウト状態になってもコースを見失うことなく、ロングコースのベストな雪質を満喫できた。
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蔵王モンスターのスキー旅