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10月20日紅葉の見ごろとなった日光市足尾の銀山平にある国民宿舎「かじか荘」に一泊し、紅葉狩りと天然温泉の旅を楽しんだ。ここは庚申山の登山口であり、日本百名山「皇海山」への登山口ともなっている。山岳ガイド以外あまり知られていないが、山深い渓谷と奇岩、怪石群が特異な景観を造り出している。 |
銀山平は足尾銅山操業時には製材基地としてにぎわいを見せたところ。その当時の林道を庚申渓谷に沿って歩く。(一般車両は通行止め) | |
木漏れ日が美しい林道を行く。傾斜はなだらかだが左手の路側は庚申川に切れ落ちている。 | |
岩稜を切り裂いて通る林道の両岸は粗らしく削り取られたままの山肌を残している。 | |
![]() クサギの実が色づき輝いている。 |
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坑夫の滝を過ぎ、歩き出しから3.1km地点にある天狗の投石。山の斜面に整然と転がる自然石の芸術だ。 | |
約4km、1時間で一の鳥居に到着する。ここからが庚申山への登山口となる。 庚申山はここをクリック。 |
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一の鳥居の周囲を探索し、色づきだした紅葉をカメラに収める。 |
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庚申渓谷は少しづつ秋色へと変わって行く。自然林のグラデーションが美しい。 | |
登山道を途中まで登ってみることにする。 | |
水ノ面沢沿いに緩やかに登山道を登ると、沿道には丁目石の道標が一定間隔で置かれている。 | |
江戸時代には庚申講が栄え、信仰の山をしのばせる史跡が随所にみられる。庚申山はその特異な景観から伝奇小説の里見八犬伝にも描かれたところである。 | |
巨岩が点在する登山道を鏡岩まで登り折り返すことにする。ここから先は紅葉の見ごろが過ぎているようだ。![]() |
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行き交う登山者もほとんどなく、静寂と木漏れ日の中で秋が深まって行くのを感じる。 | |
一の鳥居まで戻り、すぐ近くにある庚申七滝を見に行くことにする。 | |
庚申七滝の遊歩道は豪雨による損壊箇所があるため途中までしか行くことができない。 | |
滝見の後、来た林道を銀山平まで早々に折り返す。宿泊する宿の温泉でひと汗流し、同期の仲間と久しぶりに酌み交わす酒はまた格別にうまい。![]() ![]() |
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